胃がん手術告白の東ちづる 万が一を覚悟「遺言を書き直そうかなと」
女優の東ちづるが18日、都内の劇場で記者会見に臨み、先月3日に胃がんの手術を受けていたことを公表した。
昨年11月、胃痛などの症状で入院、精密検査で早期胃がんと診断
女優の東ちづるが18日、都内の劇場で記者会見に臨み、先月3日に胃がんの手術を受けていたことを公表した。
東は昨年11月末、胃痛、貧血、嘔吐の症状で病院を受診。1週間ほどの入院を経て念のため精密検査を受けた結果、早期の胃がんが発見された。今年2月2日に再入院し、翌3日に内視鏡粘膜下層剥離手術を受け、13日に退院。2月16日からは仕事に復帰している。
自身が演出・出演する見世物小屋ショー「月夜のからくりハウス」の衣装姿で登壇するや「どうやら私胃がんだったようで……。もう内視鏡で除去も済んでいるんですけど。なんか痛いなと。病院に行ったら発覚して、あ! 胃がんだ! どうしようと思う間もなく。こんな格好ですいません、本当に」と元気にあいさつ。すでに回復し、転移の心配もないことを明かした。
宣告を聞いたときの心境については「長年医療関係のボランティアもしていたので、ショックとか不安とかはまったくなくて。病名も治療法もあって、2人に1人がなる病気ですから」と話しつつも、「万が一数か月の命と言われたらどうしようとは考えた。一応遺言は書いていましたが、書き直そうかなとか。いつなんどき何が起こるか分からない。書いてる方が長生きしそうな気がするんです」と意外な習慣についても語った。
「仕事への影響もまったくない。お医者さんが信じられない、早すぎるというくらい回復が早かった。これからライフスタイルを改めます! と宣言して、病気が分かる前より今の方がめちゃめちゃ健康です」。制作体制トップに就任した東京オリンピック・パラリンピック公式文化プログラム「まぜこぜアイランドツアー」に向けては、「テーマは共生社会、多様性。LGBTとかジェンダーとか、頭では分かっていてもついつい言動で人を傷つけてしまったり問題になったりする。すでに私たちは多様化社会に生きているんだということをエンターテインメント映像にします」と意気込んだ。