シン・エヴァ、公開7日間で興収33億円、観客動員数219万人 2度の公開延期へた完結編

8日に公開されたアニメ映画「シン・エヴァンゲリオン劇場版」(庵野秀明総監督)が、公開初日からの7日間累計で興行収入33億3842万2400円、観客動員数219万4533人を記録した。東映が15日に発表した。

最新作であり完結編の「シン・エヴァンゲリオン劇場版」【写真:(C)カラー】
最新作であり完結編の「シン・エヴァンゲリオン劇場版」【写真:(C)カラー】

8日の初日は興収8億円、観客動員数53万人のロケットスタートだった

 8日に公開されたアニメ映画「シン・エヴァンゲリオン劇場版」(庵野秀明総監督)が、公開初日からの7日間累計で、興行収入33億3842万2400円、観客動員数219万4533人を記録した。東映が15日に発表した。

「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」シリーズの最新作であり完結編。全国466館(うちIMAX38館/4D 82館含む)で8日に全国公開された。もともと昨年6月27日に公開予定だったが、新型コロナウイルス禍の影響で、2度の公開延期となっていた。

 今回は、異例の月曜となる8日に封切り。初日の興行収入は8億277万4200円、観客動員数は53万9623人をそれぞれマークしていた。初の週末を迎えた13、14日の2日間の成績は興収11億7744万5400円、観客動員数76万人を記録した。

 土曜日公開だった前作「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」(2012年公開、最終興収:53億円)と比べ、公開から7日間との比較は、興行収入対比で145.1、観客動員対比で133.6と、公開初日からの勢いそのままの大ヒットが続いている。

 1995年のテレビシリーズ放送で社会現象を巻き起こした「新世紀エヴァンゲリオン」。2007年からは「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」シリーズとして再始動し、「:序」(07年)「:破」(09年)「:Q」(12年)の3作が公開されて大ヒットを記録。新しいファンを獲得し、幅広い層から支持を受けてきた。

 宇多田ヒカルによる映画のテーマソング「One Last Kiss」も大ヒットを記録している。

 一方で、昨年10月に公開されたアニメ映画「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」は、日本映画の歴代興行収入トップとなる「384.5億円」をマークしている(興行通信社調べ、3月7日現在)。

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