シン・エヴァ劇場版、初登場で全国ランキング1位 2度の公開延期をへた完結編
興行通信社は13、14日の全国映画動員ランキングを発表し、「シン・エヴァンゲリオン劇場版」(庵野秀明総監督)が初登場で1位を記録した。
8日の初日は興収8億円のロケットスタート、7日間累計は33億円
興行通信社は13、14日の全国映画動員ランキングを発表し、「シン・エヴァンゲリオン劇場版」(庵野秀明総監督)が初登場で1位を記録した。
「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」シリーズの最新作であり完結編。全国466館(うちIMAX38館/4D 82館含む)で8日に全国公開された。もともと昨年6月27日に公開予定だったが、新型コロナウイルス禍の影響で、2度の公開延期となっていた。
今回は、異例の月曜となる8日に封切り。東映によると、初日の興行収入は8億277万4200円、観客動員数は53万9623人をそれぞれマークしていた。初の週末を迎えた13、14日の2日間の成績は興収11億7744万5400円、観客動員数76万人を記録した。
公開初日からの7日間累計では、興行収入33億3842万2400円、観客動員数219万4533人をたたき出した。
1995年のテレビシリーズ放送で社会現象を巻き起こした「新世紀エヴァンゲリオン」。2007年からは「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」シリーズとして再始動し、「:序」(07年)「:破」(09年)「:Q」(12年)の3作が公開されて大ヒットを記録。新しいファンを獲得し、幅広い層から支持を受けてきた。
宇多田ヒカルによる映画のテーマソング「One Last Kiss」も大ヒットを記録している。
一方で、昨年10月に公開されたアニメ映画「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」は、日本映画の歴代興行収入トップとなる「384.5億円」をマークしている(興行通信社調べ、3月7日現在)。