デーモン閣下、東日本大震災から10年で思い 「想定外」に対応できる医療訴え
「上手な医療のかかり方」プロジェクトを推進している厚生労働省は10日、第2回「上手な医療のかかり方アワード」事例発表・表彰式を、オンラインで開催した。
第2回「上手な医療のかかり方アワード」事例発表・表彰式
「上手な医療のかかり方」プロジェクトを推進している厚生労働省は10日、第2回「上手な医療のかかり方アワード」事例発表・表彰式を、オンラインで開催した。
同プロジェクトは、2020年度に始まった取り組みで、高齢化に伴い、医療ニーズの増大と担い手の減少がみられ、さらに医療機関はコロナ対応に日夜奮闘している中で、「医師をはじめとする医療従事者の負担軽減」と「若年層に対する医療受診の教育」を進めていく取り組み。
そんな医療現場の問題解決につながる取り組みを全国の医療現場に広く募集し、その中から先進的な事例を発表し、表彰した。
保険者部門、医療関係者部門、企業部門、民間団体部門、自治体部門、チラシ部門の6部門の優秀賞(2団体ずつ)と、最優秀賞(1団体)の合計13団体に賞が授与され、コロナ感染拡大防止のため、受賞者はオンラインでの参加となった。
「上手な医療のかかり方」大使を務めるアーティストでコメンテーターのデーモン閣下は「今回の取り組みは、新型コロナウイルス感染症がまん延する中で、それぞれの立場で少しでも今の状況を改善しようという試みが目立った」と評価。
「3月11日は東日本大震災から10年。自然災害や感染症など、人類が直面するさまざまな危機に対応するためには、想定外の事態に柔軟に対応できる考え方、取り組みが重要であると考える。想定外とも言えるコロナ禍の中で、医療にかかわる方々による、今の状況を打開しようという想いを感じた」と話した。