宇多田ヒカル、シン・エヴァのテーマ曲が国内外の配信チャート席巻 自己最高記録を更新

宇多田ヒカルが10日に発売した映画「シン・エヴァンゲリオン劇場版」のテーマソング「One Last Kiss」が、大きな話題を集めている。

宇多田ヒカル「One Last Kiss」のLP海外盤ジャケット写真
宇多田ヒカル「One Last Kiss」のLP海外盤ジャケット写真

MVは庵野秀明氏が監督 映画「シン・エヴァンゲリオン劇場版」テーマソング

 宇多田ヒカルが10日に発売した映画「シン・エヴァンゲリオン劇場版」のテーマソング「One Last Kiss」が、大きな話題を集めている。

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 9日にプレミア公開された庵野秀明氏の監督によるミュージックビデオ(MV)は、配信から2日待たずにして300万回再生を超え、前作のテーマソング「桜流し」の1日で100万回再生を優に上回るペースで伸びている。

 また、CD/LPの発売に先んじて9日にスタートした、ダウンロード、ストリーミングでの配信では国内12の配信サービスのアルバム総合ランキングで1位を獲得。うち、ソング総合ランキングでも16の配信サービスで1位を獲得。ソング・アルバムランキングダブルで1位も9つの配信サービスで獲得とチャートでも勢いを増している。

 さらに、海外での反響も大きく、世界33か国・地域の配信サービスでランクイン。うち世界18か国・地域のiTunesアルバム総合ランキングで1位獲得。日本、香港、台湾、マカオのiTunesでは総合チャートでソング・アルバムランキングダブルで1位をマーク。海外の総合チャートでこれだけの1位を獲得するのは宇多田にとって初のことだ。

 また、米国のiTunesの総合ランキングでも2位と2017年の「光 -Ray Of Hope MIX-」(Remixed by PUNPEE)リリース時と同じ自己ベストタイを記録。欧米でも上位ランクインを見せている。先日発表された海外盤LPの発売(2021年夏発売予定)も海外のファンから歓喜の声が上がっており、世界でも確実に人気が広がっている。

 10日発売のCD/LPも好調なセールスを見せており、特にLPは品切れしているお店も多いことから、追加再生産されることが決定した。

 映画の盛り上がりとともにテーマソングの動向にも注目だ。

 ■「シン・エヴァンゲリオン劇場版」

 1995年のテレビシリーズ放送で社会現象を巻き起こした「新世紀エヴァンゲリオン」。2007年からは「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」シリーズとして再始動し、「:序」「:破」「:Q」の3作が公開されて大ヒットを記録。常に新しいファンを獲得し、幅広い層から支持を受けた。そして、最新作で完結編となる「シン・エヴァンゲリオン劇場版」は8日から全国の劇場で公開中。

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