11年目のNMB48が迎える正念場 中心メンバー卒業で鍵となる“ニュースター誕生”
“48グループの未来”山本彩加は看護の道へ
2DAYSの2日目に行われたのは、「山本彩加卒業コンサート~最後の一色~」。山本は、16年にNMB48の5期生としてお披露目され、加入後わずか4か月で正規メンバーに昇格。16thシングル「僕以外の誰か」で初選抜、AKB48のシングル表題曲でも連続で選抜メンバーに抜擢され、“48グループの未来”を象徴するメンバーの1人として注目を集めた。
卒業コンサートは、山本がオリジナルメンバーとして参加したU-16選抜2018の「最強ツインテール」、U-17選抜(17年)の「法定速度と優越感」、オーディションの際に歌った「潮騒のメモリー」、同期である梅山恋和とWセンターを務めた「だってだってだって」など、彼女にとって特別な楽曲が詰め込まれたセットリストに。全力のパフォーマンスで、アイドル山本彩加の集大成をぶつけた。
「夢や目標を持って活動をしてきて、モデル、演技、シングルセンター、すべて叶えることができました。幼少期から変わらない『人見知りだけど負けず嫌い』で、小さなことにも全力で取り組み突っ走る。そんな私の性格だったからこそ、というのもあると思いますし、何よりもこんなにもたくさんの応援してくださる方がいてくださったおかげです」
約4年半のアイドル人生を振り返り、改めて、感謝のメッセージで卒業コンサートを締めくくった。
「ファンのみなさん、スタッフ、メンバーのみんな、たくさんの方に支えられ、素敵な景色を見ることができました。この景色を一生忘れません。みんなに出会えてよかった。本当に今までありがとうございました」
山本は卒業後、芸能界を引退し、看護の道へ進むことを明かしている。コロナ禍で生活が一変した中で、「病気と闘う方々の生活に、少しでも笑顔が増えるようなサポートをしたい、1人でも多くの方を救いたい」という思いが芽生えたからだ。アイドルとしてたくさんの愛と笑顔を届けた山本は、新たな夢を実現させるため、未来への1歩を踏み出した。