野村萬斎、フジドラマで鈴木京香と初共演 ラブロマンスに「うれしく思っています」
幅広い世代と共演「リアクション芸が必要でそこが楽しめます」
――撮影現場の雰囲気は?
「松坂慶子さんから原菜乃華さんまで、世代がずいぶん違う共演者とご一緒するのは、私にとってもあまり経験のないことでした。ファミリーのようないろいろな世代がいてバラエティーに富んでいたのが面白かったですね。松坂さんは銀幕の大先輩で憧れのスターのひとりでもありますし、シルビア・グラブさんともスリリングな駆け引きができたのは楽しかった。わざと変なことを言って怒らせて本音を引き出したり、こっちがうまくはめようとしても、うまくはまってくれないとか、リアクション芸が必要で、そこが楽しめます」
――婦人代議士・上杉穂波役の鈴木京香さんとは初共演。印象は?
「お美しい方ですが、非常にはつらつとしてらして、かつユニークな方だと思いました。とても明るい方ですね。ドラマを華やかに彩ってくださる。三谷さんからは(穂波と)ちょっとしたラブロマンスがあるといわれたのでうれしく思っています(笑)」
――勝呂役には慣れましたか?
「独特なしゃべり方、そして3年というインターバルがありましたが、3回目なので慣れてきました。本当に愚直に役作りをするので逆にすっと役柄に入っていけるようになりましたね。勝呂のスタイルも狙いといえば狙い。ひげを付けると自然にそういうふうになります。普通に演技の助けになりますし。ある種、パターン化された動きも許されるという楽しみがあります」
第4弾に“戦々恐々”「毎回大変なセリフ劇」
――早くも第4弾を期待する声が上がっています。
「三谷さんが次の作品を考えている、という話は我々の耳にも入っています。毎回大変なセリフ劇なので今から戦々恐々です(笑)」
――最後に視聴者にメッセージを。
「第3弾ということで、安定した作品でありながら、これまでの2作品とは異なるスリリングな作品になっています。だれが犯人なのか、手に汗握りながら見ていただけたらうれしいです。事件が起きる背景が日本のパワースポットというのも絵として楽しめますし、三谷組ともいえるおなじみの役者陣も含めて非常に熱い芝居が繰り広げられています。三谷さんの作品ですから笑えるぜいたくな作品になっています。ぜひご覧ください」