磯村勇斗、金髪&そばかすメイクで「異様なキャラクター」を再現「スイッチが入る」
俳優の磯村勇斗がリモートでの取材に応じ、物語の鍵を握る謎の男として出演する4月5日から放送のテレビ東京系ドラマ「珈琲いかがでしょう」への思いや見どころを語った。
中村倫也との共演は「ドキッとするような声で…」
俳優の磯村勇斗がリモートでの取材に応じ、物語の鍵を握る謎の男として出演する4月5日から放送のテレビ東京系ドラマ「珈琲いかがでしょう」への思いや見どころを語った。
同名漫画が原作の今回のドラマ。中村倫也演じる主人公・青山一を執拗に追いかけ回す謎の男・杉三平(通称:ぺい)を演じる磯村は、役作りのために髪を金に染め、短くカットしたヘアスタイルでリモートでの取材に応じ、「ハードなシーンが多く、かなり大変だと思っています」と撮影を振り返った。
「異様なキャラクター」と自身の役柄を称し、そばかすや目のクマなどのメイクで原作の雰囲気を再現しているが、「自分の顔を見て『これがぺいなんだ』ってスイッチが入る」と一言。「肌のざらつきや不健康そうな風貌がぺいの生きてきた人生を語っている感じがして面白い」と話した。
撮影真っ只中に取材に応じた磯村。「今日から俺は!!」(18年、日本テレビ系)以来の共演で「がっつりお芝居をするのは今回が初めて」という主演の中村について、共演シーンはまだ少ないとしながらも「すごい優しい方だなと思いましたね。ちゃんとまだ話せてないので、こういったところが中村さんのすごいところっていうのはこれから見つけていきたいです」と笑顔。
「壁がなく、すてきな声で(声のまねをして)『おはよう~』という感じで、ドキッとするような声で話しかけてはくれますね」と現場での様子を明かし、「ご一緒する前の中村さんのイメージと実際にお会いしたときに感じた柔らかい雰囲気は、変わりませんでした」と印象を述べた。
「初めて原作を読んだときは、的確な表現ではないと思うんですけど……かわいいタッチの絵だなと。それとは逆に内容が、社会でうまく生きられない人たちが珈琲に出会って救われていくというような、生きづらい人たちにフォーカスをあてている作品だったので、そのギャップが面白いなと思いました」と感想を語った磯村。続けてドラマについての思いも明かした。
「ドラマ版の台本も原作と同じシーンを描いている部分もありますし、プラスでオリジナルを少し付け加えたり、変化をさせて作っている部分もあるので、原作とはまた違った楽しみ方もできると思います。ベースは原作にある、苦しい思いをしている人が青山の珈琲で救われていく、その点は変わらないので、視聴者の方が『珈琲いかがでしょう』を見て、まさに珈琲を飲んでいるかのような気持ちになって、心がホッとする瞬間を作れたらいいなって思っています」
自身も日に2、3杯飲むほど好きだという珈琲を巡り、ストーリーが進行する本作。磯村演じるぺいがどのように物語の香りを引き立てるのかに注目してほしい。