――お父さんとの思い出はありますでしょうか。

「亡くなる1年前に、私が『釣りに行きたい』とずっと言っていたらしくて、初めて家族で釣りに行ったのがすごく楽しかったです。お父さんはテレビとかドラマとかも好きだったし、私が活躍する姿を見てもらいたかったなあという思いはあります」

――家族は芸能活動を応援してくれていますか。

「お母さんとお兄ちゃんが2人いるのですが、『体調に気を付けてね』と言って見守ってくれています。『演技は大丈夫なの』とか、『セリフは覚えたの』とかガツガツ言われるのではなくて、『自分で頑張りなさい』と言われます。食事をサラダ中心にしてくれたりして、体調管理もサポートしてくれて、本当にありがたいです。大好きだったお父さんも見守ってくれていると思います」

――目指す女優さんはいますか。

「黒島結菜さん、杉咲花さんが好きです」

――所属する『太田プロダクション』が新人発掘オーディションをやります。

「少しでも憧れとか、興味とかあったら、ぜひ、応募してほしいです。人生は1度きりしかないので、自分のやりたいことを頑張りたいし、やったほうがいいと思っています。大変かもしれませんが、自分の将来の目標に向かって、一緒に頑張っていけたらいいなと思います」

□中村　守里（なかむら・しゅり）2003年6月14日、東京都生まれ。15歳。テレビ朝日『ラストアイドル』、日本テレビ『正義のセ』などに出演。2018年、映画『書くが、まま』で初主演。趣味はダンス、お菓子作り、雑貨屋さん巡り。特技はバレエ、新体操、水泳。血液型O。

〇…芸能大手の『太田プロダクション』が、『全国新人発掘オーディション2019』を実施する。10～19歳までの男女が対象で、俳優、女優、モデル、タレント、歌手など芸能界で活躍する次世代のスター候補を発掘するのが目的だ。応募期間は6月15日～7月15日で、1次審査を行った後、東京、大阪などで2次審査を実施。最終審査で合格者を決定する。合格後は、太田プロと専属契約となり、第一線で活躍できるよう無料レッスンなどを受けていくことになるという。同事務所はお笑い芸人の有吉弘行や劇団ひとり、女優の前田敦子や大島優子らが所属する大手芸能プロダクションのひとつ。

（ENCOUNT編集部・中村智弘/Tomohiro　Nakamura）