いま世界で称賛されている日本人女子レスラー「カブキ・ウォリアーズ」ってなんだ?
世界最大のプロレス団体WWEがビッグイベント「TLC」を12月15日に開催した。「TLC」の名前の由来はテーブルの"T"、ラダー(はしご)の"L"、チェア(椅子)の"C"を略したもの。試合形式は「TLC」の文字通り、テーブルとラダーとチェアが"合法的"に使用可能という過激なルール。さらにはピンフォール、ギブアップ、KO、場外カウント、反則決着一切なしで勝利するにはリング上につるされたベルトを奪い取るのみ。この試合に日本人女子選手アスカ(38)とカイリ・セイン(31)がメインイベントに出場し見事勝利した。
「カブキ・ウォリアーズ」がリング上にあるベルトを奪う「TLC」戦
世界最大のプロレス団体WWEがビッグイベント「TLC」を12月15日に開催した。「TLC」の名前の由来はテーブルの”T”、ラダー(はしご)の”L”、チェア(椅子)の”C”を略したもの。試合形式は「TLC」の文字通り、テーブルとラダーとチェアが”合法的”に使用可能という過激なルール。さらにはピンフォール、ギブアップ、KO、場外カウント、反則決着一切なしで勝利するにはリング上につるされたベルトを奪い取るのみ。この試合に日本人女子選手アスカ(38)とカイリ・セイン(31)のカブキ・ウォリアーズがメインイベントに出場し見事勝利した。
「TLC」がWWEで初お披露目されたのは、2000年8月の「サマースラム」だった。エッジ&クリスチャンVSハーディー・ボーイズVSダッドリー・ボーイズの3チームが同時に戦うトリプルスレットマッチによる世界タッグ王座戦として開催。3種の凶器がリング内外で飛び交い、壮絶な死闘と過激な試合形式が観客に大ウケ。この試合形式が定着し、2009年12月からそのまま大会名となり毎年開催されている。
日本人WWE女子スーパースターアスカが女子戦線に大躍進!
男子スーパースターのみ行っていた「TLC」だが、2018年に初めて女子スーパースターによる試合が初開催。しかもメインイベントで行われるという大抜擢だった。
出場したのは当時スマックダウン女子王者のベッキー・リンチ(32)と、日本でも活躍した「ネイチャーボーイ」リック・フレアーの実娘シャーロット・フレアー(33)と日本人WWE女子スーパースターのアスカ。「TLC」に加えて3人同時で戦うトリプルスレット形式として行われた。試合を制したのはアスカだった。アスカはスマックダウン女子王座を初戴冠。NXT女子王座、「ロイヤルランブル」女子部門優勝など、数々の記録を打ち立ててきた彼女にまたひとつ栄冠が加わった。ちなみに日本人がWWE女子王座に戴冠したのはブル中野以来実に24年ぶり。史上2人目となるWWE女子王座のタイトルを獲得劇だった。