大河ドラマで話題の「渋沢栄一」を学べる児童書が発売 漫画&エンタメ小説が登場
株式会社KADOKAWAは、「まんがで名作 渋沢栄一の論語と算盤」(角川まんが学習シリーズ)と、「幕末明治サバイバル! 小説・渋沢栄一」(角川つばさ文庫)を発売した。渋沢栄一が主人公のNHK大河ドラマ「青天を衝け」がスタートするのを前に、注目を集めそうだ。
「近代日本経済の父」と呼ばれた渋沢栄一
株式会社KADOKAWAは、「まんがで名作 渋沢栄一の論語と算盤」(角川まんが学習シリーズ)と、「幕末明治サバイバル! 小説・渋沢栄一」(角川つばさ文庫)を発売した。渋沢栄一が主人公のNHK大河ドラマ「青天を衝け」がスタートするのを前に、注目を集めそうだ。
「まんがで名作」(850円+税)は、小学生にも分かりやすい設定で楽しいコラムも盛りだくさんだ。
「論語と算盤」は「お金もうけ」と「人から信用される人生」を両立させるにはどのように行動すべきかが書かれた名著だ。子どもには難しく思えるが、本作では小学生を主人公に、家族で営むカフェや小学校を舞台にストーリーを展開。身近なテーマに置き換えることで、親しみやすく分かりやすい構成にしている。さらに、キーワードや、渋沢栄一を取り巻く人々のページや解説も満載。銀行や郵便のシステムを立ち上げ、個人の利益だけでなく、社会全体の得になることを追求した渋沢の道徳心や行動力をまんがで学べる一冊だ。
「幕末明治サバイバル」(720円+税)の対象読者は、小学校中学年からの設定のエンタメ小説だ。
「近代日本経済の父」と呼ばれた天才・渋沢も、山や川で友達と遊ぶことが大好きなごく普通の少年だった。本作は、読者と同年代、少年時代の渋沢を主人公にすえ、ほほ笑ましい幼少期のエピソードから、幕末の新選組や西郷隆盛、江戸幕府15代将軍・徳川慶喜などの偉人たちとの交流、そして、明治新政府の重役に就任した知られざるきっかけまで、著者の加納新太氏が想像を膨らませ、物語としてスリル満点に描いている。