女子高校生雀士を熱演の21歳女優「字牌を勉強しました」“石原さとみ似”の評判も
「劇団4ドル50セント」所属の女優・安倍乙(おと)がドラマ「麻雀宝湯記 石和の亀篇・伊東の黒豹篇」で初主演した。東映が送る配信ファーストの映像レーベル「Xstream46」(各種動画サービスにて14日から配信開始OR配信中)の第2弾。温泉に入ると、なぜかマージャンが強くなる銭湯の一人娘、女子高校生雀士(安倍)の活躍を描く。
安倍乙 14日から配信ドラマ「麻雀宝湯記」で初主演「マージャンの知識が1ミリもなかった」
「劇団4ドル50セント」所属の女優・安倍乙(おと)がドラマ「麻雀宝湯記 石和の亀篇・伊東の黒豹篇」で初主演した。東映が送る配信ファーストの映像レーベル「Xstream46」(各種動画サービスにて14日から配信開始OR配信中)の第2弾。温泉に入ると、なぜかマージャンが強くなる銭湯の一人娘、女子高校生雀士(安倍)の活躍を描く。(取材・文=平辻哲也)
「麻雀宝湯記」は温泉とマージャンをかけ合わせた痛快娯楽作。安倍が演じるのは、伝説的な雀士で銭湯を営む難波飛龍(高橋和也)を救うため、極悪雀士の結社「如月会」に挑む一人娘・真白。ドラマでは、飛龍の弟子を名乗るチー子(奥山かずさ)とともに、石和の出歯亀(不破万作)、伊東の黒豹(及川奈央)とのマージャン対決に挑む。真白は逆境に陥ると、温泉でひと息。頭から温泉の湯をかぶると、「火照ってきた!」と絶叫し、パワーアップするという設定だ。
「マージャンの知識が1ミリもなかったんで、私が主演っていうのがすごい違和感でした。最初はうれしかったんですが、私にできるのかなと思ったりしましたが、せっかくの主演だし、ポジティブに考えて、マージャンを学ぼうと思いました。漫画で解説している本などを買ったりして、マンズ、ソウズ、ピンズとか字牌を勉強しました」と話す。
まさかの主演だった。「劇団に所属しているんですけど、奥側にずっといるタイプ。まさか主演できると思わなかったので、うれしかったし、感動しました」。一方で、プレッシャーも。「顔合わせでは、監督から『セリフは覚えてこなきゃいけないからね』と言われたので、『何としてでも覚えないと』という気持ちが強すぎて、本当に不眠症になりました。結構眠れなかったし、ずっと台本のことを考えて過ぎてしまって…」。
撮影は昨夏、山梨・石和温泉と静岡・伊東温泉でロケ。「私は普段、お湯に浸からないんですけど、お風呂に入るとぐっすり眠れるし、血行も良くなるし、むくみを取れるし、なんで今までしなかったんだろうと思いましたね。お風呂のシーンでは、脱水症状にならないように、まめに水分を取っていましたし、中身は温泉というよりも、冷水とかも入れつつ、ぬるま湯みたいな感じ。温泉に入って、豹変する役だったので、今までないくらいカメラをにらみましたね」
クライマックスでは、マージャン牌の手さばきにこだわった。「どのシーンよりも緊張しましたね。栄養ドリンクを飲みつつ、頑張りました。マージャンの腕ですか? いやいやいや、全然です。スマホアプリでやったりするレベル。勉強のため雀荘に行ってみようかなとか思ったんですけど、実際には行ったことはないんです」と明かす。