田村淳、所属する吉本興行に「忖度しない」 副業進出で「精神衛生にいい」

お笑いコンビ・ロンドンブーツ1号2号の田村淳が10日、東京・東池袋のharevutaiで行われた「中小企業緊急カンファレンス」に公式アンバサダーとして出席した。「中小企業から日本を元気にプロジェクト」の一環として開催された同イベントにはコロナ禍に立ち向かう企業経営者42人がリモートなどで参加、田村とビジネストークを展開した。

田村淳が「中小企業緊急カンファレンス」に公式アンバサダーとして出席【写真:ENCOUNT編集部】
田村淳が「中小企業緊急カンファレンス」に公式アンバサダーとして出席【写真:ENCOUNT編集部】

「ここだけではもったいない」 中小企業経営者を取り上げるテレビ番組企画を提案

 お笑いコンビ・ロンドンブーツ1号2号の田村淳が10日、東京・東池袋のharevutaiで行われた「中小企業緊急カンファレンス」に公式アンバサダーとして出席した。「中小企業から日本を元気にプロジェクト」の一環として開催された同イベントにはコロナ禍に立ち向かう企業経営者42人がリモートなどで参加、田村とビジネストークを展開した。

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 スーツ姿で登壇した田村は「仕事以外は動きやすいジャージーですが、アワード的な会見はスーツが見栄えがいいかな」とこの日のイベントを特別視。ある経営者が副業のマッチング事業の立ち上げについて語ると、田村は「副業を解禁していない会社は信じられない」として興味津々に聞き入り、「1つの会社に自分の能力を全部ベットしてしまうと、スキルアップやキャリアアップを出世という形で握られてしまい、ものがいえなくなって忖度するようになる」と副業の重要性をアピール。さらに「五輪の組織委員会も握られてものが言いにくいのでは」と皮肉っぽく語った。

 田村自身もベンチャー企業の経営など自身の副業について言及。所属する吉本興業に対しては「ありがたい気持ちになったのは自分が事業を立ち上げておカネを生み出しているからです。それで吉本の良いところ、悪いところが分かり、それを口に出して言える。副業をしているから忖度なくものを言えるし精神衛生上もいい」と持論を展開した。

 また、学生の就職活動費削減の支援事業、都会のIT人材を地方の企業に紹介するマッチング事業、デジタルマーケティングのスクール事業、オフィスの完全撤退などについて各経営者から報告を受けた田村はそのすべてに大きな関心を示し「ここだけではもったいない。これ番組にしたい。深夜枠とかで」と企画提案する一方で、「MCには田村淳をご利用くださるとありがたいです」とさっそく営業をかけていた。
 
 番組に関しては冒頭である経営者から「淳さんは情報番組で鋭い切り口のコメントをしています」と持ち上げられたが、「その番組、春に終わるんですけど」と自虐ギャグで笑いを誘う場面もあった。

 同プロジェクトに参加する中小企業は公式アンバサダーを務める田村の肖像権を利用してPRや広告宣伝を行うことができる。参加した経営者らからは「電話の問い合わせが3.8倍になった。有名タレントさんだから会話もしやすくなる」「肖像権の利用で広告効果が2倍になった」などの報告もあった。

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