三森すずこ「魂を削って演じています」 アニメ「擾乱」で“処刑人”演じる

オリジナル・テレビアニメ「擾乱 THE PRINCESS OF SNOW AND BLOOD」の制作発表会が9日、東京・明治座で行われ、主演の三森すずこらが登壇した。4月6日から日本テレビほかで放送開始されることに加え、今秋には舞台化されることも発表された。

「擾乱 THE PRINCESS OF SNOW AND BLOOD」の制作発表会に登壇した(左から)蒼井翔太、伊藤彩沙、三森すずこ、Raychell、小林親弘
「擾乱 THE PRINCESS OF SNOW AND BLOOD」の制作発表会に登壇した(左から)蒼井翔太、伊藤彩沙、三森すずこ、Raychell、小林親弘

4月6日から日本テレビほかでアニメ放送開始、今秋には舞台化も

 オリジナル・テレビアニメ「擾乱 THE PRINCESS OF SNOW AND BLOOD」の制作発表会が9日、東京・明治座で行われ、主演の三森すずこらが登壇した。4月6日から日本テレビほかで放送開始されることに加え、今秋には舞台化されることも発表された。

「擾乱」は徳川政権が終わらず、徳川慶喜が権力を維持し続けている“明治64年”の日本が舞台のオリジナル作品。政権打倒をもくろむ反体制派組織クチナワと、その駆除を任された徳川政府の闇組織・鵺(ぬえ)の対立を中心に、登場人物一人一人の生きざまが濃く描かれる。

 主人公は幼い頃に家族を殺され、復讐に生きる鵺の処刑人・幸村咲羽。演じる三森は「毎話毎話、自問自答しながら『これでいいのかな』『今日は出し切れたかな』と魂を削って演じています」と収録の様子を明かした。

 同じく鵺に所属し、目的達成のためにはどんなうそもいとわないという非情さを持った男装の麗人・月城真琴を蒼井翔太が、名ばかりの小説家で娼婦の一面を持つ欲望に忠実な女性・花風エレーナをRaychellがそれぞれ演じる。また、幸村に両親を処刑されながらも、幸村に引き取られ共に暮らしている7歳の少女・中村朝陽を伊藤彩沙、徳川慶喜を守ることだけを存在意義としている鵺の統括者・葛原仁を小林親弘が担当する。

 アニメーション制作は、タツノコプロのアニメーション制作レーベル「BAKKEN RECORD」が担当。大松裕プロデューサーは「3年前の1枚の企画書から、こういう形で発表することができて感無量です」と胸を張る。「濃い物語をなるべくスピード感を上げてやろうと考えて作りました。まずは濃厚なドラマを楽しんでほしい」と話し、「一風変わった舞台設定も用意しているので、そのビジュアルも楽しんでもらいたい」とファンに呼びかけていた。

 発表会には三森、大松プロデューサーのほかに、蒼井、Raychell、伊藤、小林、ブシロード代表取締役会長・木谷高明氏が登壇した。

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