「住みたい街1位」本厚木が大躍進! コロナ禍、コロナ後に人気の街はどこ?

左から司会者、中山登志朗氏(LIFULL HOME’S総研副所長チーフアナリスト)、深谷信介氏(東京大学大学院工学系研究科都市デザイン研究室 名古屋大学未来社会創造機構客員准教授、一般社団法人コミュニティ・フューチャー・デザイン理事)、指出一正氏(株式会社sotokoto online代表取締役『ソトコト』編集長)
左から司会者、中山登志朗氏(LIFULL HOME’S総研副所長チーフアナリスト)、深谷信介氏(東京大学大学院工学系研究科都市デザイン研究室 名古屋大学未来社会創造機構客員准教授、一般社団法人コミュニティ・フューチャー・デザイン理事)、指出一正氏(株式会社sotokoto online代表取締役『ソトコト』編集長)

過疎地を「適疎」とみる動きも…コロナ後に都心回帰が起こる可能性は?

 この他、近畿や九州では首都圏ほど大規模な変動は見られなかったが、中部エリアでは前回49位の名古屋が1位に輝くなど、住まいに対する様々な価値観の変化が浮き彫りになった。

 コロナ禍で“脱・一極集中”が進む住宅事情。では、今後新型コロナ収束すれば、都心回帰の現象が起こるのだろうか。中山氏は「今後の予測ははっきりしたことは分からないが、コロナが長引くと郊外化の流れは止まらないと思う。一方で、今は利便性と安全性を天秤にかけている状況。今後、テレワークが完全に定着しなかったら、都心回帰が起こる可能性は高いが、全部なくなるということはないでしょう。そういう意味では、都心回帰の傾向はややあるのかな、といったところ」と分析する。

 また、これまでは過疎地とされ、持続可能な社会としては疑問符がついていた地域や自治体が、「適疎」「開疎」として見直される動きも出ている。新たな価値観とともに都心一極集中から抜け出す流れが来るのか、それともまた都心回帰の流れとなるのか。アフターコロナの社会の在り方にも注目が高まる。

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