光秀は生きている!? 「麒麟がくる」最終回に本能寺の変の3年後“らしき”人物登場

NHK大河ドラマ「麒麟がくる」の最終回が7日に放送され、同作、最大の山場の本能寺の変が描かれた。明智十兵衛光秀が最後はどうなるのかと注目されたが、「もしかしたら、生きているかもしれない」と視聴者に思わせる終わり方だった。

「麒麟がくる」で明智光秀を演じる長谷川博己【写真:(C)NHK】
「麒麟がくる」で明智光秀を演じる長谷川博己【写真:(C)NHK】

NHKのチーフプロデューサー「視聴者の皆さま方のご想像にお任せします」

 NHK大河ドラマ「麒麟がくる」の最終回が7日に放送され、同作、最大の山場の本能寺の変が描かれた。明智十兵衛光秀が最後はどうなるのかと注目されたが、「もしかしたら、生きているかもしれない」と視聴者に思わせる終わり方だった。

 最終回の本能寺の変は、光秀(長谷川博己)が大軍勢を率いて攻める迫力ある映像と、織田信長(染谷将太)の最期がしっかり描かれ見ごたえ十分。光秀が信長を討った後は、ナレーションで「光秀の天下もここまでであった」。さらに「羽柴秀吉が立ちふさがったのである、光秀は敗れた」と紹介された。

 ナレーションの後、物語の舞台は3年後に。駒(門脇麦)が光秀について「十兵衛様が生きておいでになるといううわさがある」。続けて「ひそかに丹波の山奥に潜み、いつか、また、立ち上がる日に備えておいでだと」と話す場面が放送された。その後、駒は街の人込みの中で、光秀によく似た人物を見かけて追いかけ、最後は見失う場面が描かれた。ラストは光秀らしき人物が馬で大地を駆けていく姿が放送され、「生きているかもしれない」とも思える内容だった。

 NHKの落合将チーフプロデューサーは「最終回で、明智光秀(らしきもの)は、本能寺の変の3年後も大地を駆け抜けていきました。あの方は、生きていた光秀で、のちに家康を助けるのか、または駒が見た希望の幻なのか、はたまたただの他人の空似なのか……それは視聴者の皆様方のご想像にお任せします。私個人の見解としては、光秀はその後、我々が生きる未来社会に降り立ち、混迷する現代の世でも麒麟を求めて私たちを導いてくれるような気がしてなりません。とにもかくにも、最後までご視聴ありがとうございました」とコメントした。

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