【Producers TODAY】「めざましテレビ」進むネットとの連動 永島アナのBTS動画500万回再生にびっくり

メインキャスターを務める永島優美アナの素顔に迫る動画【写真:(C)フジテレビ】
メインキャスターを務める永島優美アナの素顔に迫る動画【写真:(C)フジテレビ】

ついにインターネット広告費に抜かれたテレビ広告費、対策は?

――19年にテレビ広告費がインターネット広告費に抜かれました。テレビとネットの関係性をどう考えますか?

「アウトプットの部分は時代によって変化していきますが、情報の信頼性と大切な情報に目線をつけて丁寧に伝えていくノウハウが、テレビの持つ価値だと思います。ただ、テレビ業界を取り巻く環境からすれば、テレビ局がテレビ番組だけを作っていればいいという時代ではない。『めざましテレビ』公式ツイッターアカウントのフォロワーは約70万人ですし、メインキャスターを務める永島優美アナのBTSダンスカバー動画も『めざましYouTube』で昨年12月29日の公開後、すでに500万回を超えています。ここまでの再生回数はまったく想定していなくて、ビックリしましたね。海外からも反応が来たらいいな、と考えてはいましたが、動画をアップして少しした頃に英語や韓国語のコメントが付き始めたので、英文の説明キャプションを足しました。YouTubeのインプレッション数を見ると、世界で4000万人がこの動画に接したことになります」

番組とネットの連動で相乗効果を狙う

――この動画の特徴は何でしょうか?

「永島アナの動画は1人当たりの平均視聴回数が2.2回と、『めざましテレビ』が出したこれまでの動画に比べて多い。視聴者の皆さんが何度も見に来てくれているという印象があり、それだけ見たくなる動画に仕上がっているのだと分析しています。アナウンサーであそこまでダンスができるキャラクターはいない。永島アナのダンスにはポジティブなオーラが出ていて、どこか昭和っぽさを含めた良さがある。永島アナ自身も視聴者の皆さんを勇気付けたいという思いで踊っていて、実際にそういうふうに見えるダンスだなと思います」

――ネットとの連動が進みそうですね。

「そうですね。地上波の放送時間は限られているので、出演者のキャラクターを知ってもらう機会が少ないなとは思っていました。そうした中で、ニュースを伝えているキャスターは普段こういうキャラクターなんですよ、という親しみを持ってもらうことで、それが番組に返ってくればいいなと思います。Hey! Say! JUMPの伊野尾慧さんのコーナー『イノ調』も毎週、YouTubeと連動していますし、先ほど申し上げた『HELLOチャレンジ』企画でも、YouTube、インスタグラム、TikTokに視聴者に動画を投稿してもらって地上波に反映し、それをもう1回、SNSに返していく、という連動企画にしました。普段『めざましテレビ』を見ていない人も含めて、ムーブメントを起こしていければいいなという思いはあります」

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