テレワークでも「睡眠時間は変わらない」が60%以上 20代女性のみ「増えた」が多数派に
株式会社LASSIC(ラシック)が運営する「テレワーク・リモートワーク総合研究所(テレリモ総研)」では、テレワーク実施後の「睡眠時間」に関するアンケートを実施。その結果を公開した。
テレワーク実施後の睡眠時間に関するアンケートを実施
株式会社LASSIC(ラシック)が運営する「テレワーク・リモートワーク総合研究所(テレリモ総研)」では、テレワーク実施後の「睡眠時間」に関するアンケートを実施。その結果を公開した。
調査は2020年9月1日から4日にかけて行われ、対象は全国20歳~65歳のテレワーク/リモートワークを経験したことがあるワーキングパーソン男女1077名。インターネット調査の形で実施された。
テレワークでは通勤時間がなくなることで出勤時間や退勤時間に縛られず、自分のペースで仕事を進められるのも利点とされる。「就業ギリギリまで寝ていられるようになり睡眠時間が増えた」という声がある一方、仕事に没頭するあまり睡眠時間が削られているケースもあるという。
調査は「睡眠時間は増えた」「睡眠時間は変わらない」「睡眠時間は減った」の3択で実施され、全体で最も多かったのは「睡眠時間は変わらない」の62.12%となった。その中で睡眠時間の変化を「男女別×年代別」に分けると、全体結果とは異なる傾向も見えてくる。
特徴的なのは「女性×20-29歳」。「睡眠時間が増えた」という回答が60.33%と過半数以上を占め、唯一「変わらない」を上回る結果となった。一方で、すべての年齢と性別の組み合わせにおいて、「睡眠時間が減った」と回答する人の割合は少なく、最も多くても「男性×40-49歳」の5.13%となっていた。
テレワークへの移行は、多くの人にとって睡眠時間に影響を及ぼしていないことが判明した。働き方をコントロールしやすくなっても、寝る時間などのライフスタイルは大きく変化していないというのが現状のようだ。