35歳でフリー転身、市野瀬瞳アナが描く未来像「“アンチキラキラ”なフリーアナに」

自身を「型破りでハリケーンのよう」なフリーアナと語る【写真:荒川祐史】
自身を「型破りでハリケーンのよう」なフリーアナと語る【写真:荒川祐史】

「今はもっと嫌われてみたいという思いもある」

――今の市野瀬さんは「オドぜひ」の市野瀬さんとは違う?

「どうなんですかね? こう見えて新潟時代は真逆のキャラで、フリフリの服を着てアイドルみたいなキャラをしてたんですよ(笑)。うちの親は娘が中京に行ってこんなに変わるなんて思ってなかったと思う。それくらい、『オドぜひ』を全力でやってるうちに、あれが作ったキャラなのか、元々の性格なのか分からなくなっちゃった。もちろん全部が素じゃないですけど、若林さんとプロレスしてるときの私も間違いなく私だと思ってます。新潟時代はおおむね好かれてましたけど、今はもっと嫌われてみたいという思いもあるんです。嫌いは好きの裏返し、万人に好かれるなんて都合のいいことはそうそうない。誰かに嫌われたぶん、誰かの一番になれたらいいなと」

――具体的に理想とする人物は。

「上沼恵美子さん! 中京に移ってから『クギズケ(=上沼・高田のクギズケ!)』を見て以来、大ファンなんです。なりたいだなんておこがましい存在。それでも少しでも近づけるように進化はしていきたい。上沼さんのように言葉に魂が込められる人間になりたいです」

――今後の目標は。

「フリーアナはごまんといますが、みんな若くてスタイルよくて、キラキラと輝いてる子たちばかり。私は貪欲に体を張って、型破りでハリケーンのような、“アンチキラキラ”なフリーアナを体現したい。局アナという足かせから解き放たれた市野瀬瞳をご覧いただきたいですね」

■市野瀬瞳(いちのせ・ひとみ) 1984年12月25日、新潟県新潟市出身。NST新潟総合テレビのアナウンサーを経て、12年に中京テレビ放送に移籍。人気番組「オードリーさん、ぜひ会ってほしい人がいるんです。」を担当する。20年からはフリーアナとして活躍中。

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