聞いたことあるけど実は分からない”をドラマ&トークで理解 テレ東で問題提起型の新番組
テレビ東京は23日午後4時から、時代(いま)の言葉(ワード)が分からないあなたと…「ついていけない子さんを愛でる」を放送する。ニュースなどで取り上げられる言葉やテーマをドラマ形式で届ける新しい形の「問題提起型ドラマバラエティー」だ。
視聴者と同じ目線で学んで追求 23日放送の番組「ついていけない子さんを愛でる」
テレビ東京は23日午後4時から、時代(いま)の言葉(ワード)が分からないあなたと…「ついていけない子さんを愛でる」を放送する。ニュースなどで取り上げられる言葉やテーマをドラマ形式で届ける新しい形の「問題提起型ドラマバラエティー」だ。
「仕事の問題」「ジェンダー特有の問題」「流行や世の流れ」……。現代を生きていく中で、“聞いたことあるけど実はよく分からない”、“気になるけど詳しくは分からない”そんな今時テーマを、ニュースとも情報番組と違う、興味がない人でもボーっと見て楽しめるドラマ形式で発信する。
スタジオトークでは、出演者自身も知らない言葉が連発だ。昨年放送の「生理 CAMP2020」で奥手な生理についてぶっちゃけトークを繰り広げた森三中・黒沢かずこ。かつてアイドルとして活躍し、現在女優やバラエティーで引っ張りだこの国生さゆり。「30 UNDER 30 JAPAN 2020」を受賞し、ジェンダーの問題、不平等や性差別などに関心の高い和田彩花。ダンサー、モデル、俳優と活躍の場を年々広げている超特急・草川拓弥。芸人としても活躍する一方で俳優としても数々の作品に出演している我が家・坪倉由幸。出演者たちが視聴者と同じ目線で、学んで追求していく。
ドラマパートでは、スタジオに出演のキャストそれぞれが、役者として出演。それに加え、クワバタオハラ・くわばたりえ、たんぽぽ・川村エミコもドラマパートに出演。どれも笑えて、学べる、ワンシチュエーションドラマとなっている。
プロデュース・演出を手掛けるのは、「極嬢ヂカラ」「アラサーちゃん 無修正」、昨年のテレ東無観客フェスで「新・大人の性教育 セクシャルマインドセットをバージョンアップせよ!」「生理 CAMP2020」を手掛けるなど、女性ならではの悩みと向き合ってきた工藤里紗。肩肘張らずに、まずは「興味を持つこと」「知ること」で問題解決につながるかも!?これを見れば、ちょっと楽になり、ちょっと時代についていける――。新しい形の番組が誕生だ。
ドラマパートで黒沢は、ついていけない子役を、「科学戦隊フェムテック(フェムテック)」、「知らないのは誰だ!?(SDGs)」で演じる。収録を終え、「先輩の意見や、今のZ世代の意見も聞けて、頭が柔らかくなりました。また生き方の選択肢は沢山あるのだなと思いました。そうじゃなきゃいけない! というものもないと思うので、皆さんそれぞれの生き方が正解だと思います。いろんな人の意見を聞いて、自分が偏った人間にならないようにしたい。今回出演しなかったら、長いこと知らなかっただろう内容が多かったので、この機会に知れて本当に良かったです。この番組が、コロナ禍でお互い寄り添っていくきっかけになったらいいなと感じました」と感想を口にした。
国生はいしきたか子役で、「いしきたか子が見た!?(サウナー)」、「テクノロジー戦隊フェムテック(フェムテック)」に出演する。収録を終え。「(スタジオ収録の)トークを最初に聞いておきたかった。ドラマパートでは、検索して知っているつもりではいたけど、知らないことが多いままセリフを言っておりました……。でも、良い勉強になりました」と振り返った。いしきたか子を演じ、共感を覚えたといい、「楽しかったです。お衣装からネイルから髪型から、ちょっとバブルの匂いがしていて、情報は知っているんだけど、若い子についていけない面は共感しました。その言葉を使いたがって無理して使っているところとかも、ちょっと分かるなと思いました。でも私は今、無理して周りについていかないようになってきています。不器用なたか子にはとても共感しました」とコメントした。