テレビ朝日は15日、スーパー戦隊シリーズ第45作目となる「機界戦隊ゼンカイジャー」（3月7日スタート）の制作発表記者会見を「東映特撮YouTube Official」上で行い、主人公の五色田介人役を俳優の駒木根葵汰（こまぎね・きいた）が務めることや、主題歌「全力全開！ゼンカイジャー」をタレントのつるの剛士が担当することなどが発表された。

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　1975年「秘密戦隊ゴレンジャー」から始まったスーパー戦隊シリーズの記念すべき第45作、アニバーサリーイヤーを飾る新番組「機界戦隊ゼンカイジャー」 。この日は大の特撮好きとしても知られるお笑いコンビ「メイプル超合金」のカズレーザーが司会として登場。今もシリーズをリアルタイムで視聴していることを明かし、「（特撮を）嫌いな国民はいない。あらゆるドラマ、人生に必要なものがすべて入っている教育コンテンツです」と熱弁した。

　さらに、今作の劇伴（BGM）を特撮やアニメ音楽を主に手掛ける作曲家の渡辺宙明氏が担当することが発表されると、カズレーザーは「まじっすか!?」と大興奮。渡辺氏は「秘密戦隊ゴレンジャー」をはじめ、数々のスーパー戦隊シリーズや仮面ライダーシリーズに携わってきた、現在95歳の重鎮。この日は渡辺氏からのビデオが上映され、今作への意気込みや「BGMをボヤっと聞かず、集中して聞いてほしい」というメッセージも紹介された。メッセージを受けたカズレーザーは「第1話は直立不動で聞くしかない」と背筋を伸ばしていた。

　会見中も戦隊愛をさく裂させていたカズレーザーは「ヒーローに携わるのは男の子の夢。スケジュールは空いているし早起きもできる。通行人A、Bでもいいのでお願いします」と本編への出演を直訴していた。

「機界戦隊ゼンカイジャー」は数多くの並行世界が、機械生命体の世界「キカイトピア」の悪の王朝「トジテンド」によって、謎のアイテム「トジルギア」に次々と閉じ込められていくという物語。トジテンドの次の狙いは、我々の住むこの世界。しかしこの世界は閉じ込めることができず、さらにキカイトピアの一部がこの世界と融合してしまう。トジテンドは閉じ込めることは断念し、侵略を開始。並行世界を発見した両親を親に持つ「五色田介人」は両親が残した銃と、スーパー戦隊の力が凝縮した「センタイギア」を使い、キカイトピアの機械生命体「キカイノイド」の4人とともにトジテンドに立ち向かう。1人の人間と4人の機械生命体が力を合わせて戦うという、今までに見たことのない斬新なストーリーになっている。