綾野剛が新成人にメッセージ「自分の可能性や夢を育んで」 「ヤクザと家族 The Family」完成報告
俳優の綾野剛、舘ひろしが初共演した映画「ヤクザと家族 The Family」(藤井道人監督)の完成報告生配信トークイベントが11日、東京都千代田区富士見の神楽座で行われ、綾野、舘、北村有起哉、市原隼人、磯村勇斗が登場した。
映画「ヤクザと家族 The Family」完成報告生配信トークイベントに登場
俳優の綾野剛、舘ひろしが初共演した映画「ヤクザと家族 The Family」(藤井道人監督)の完成報告生配信トークイベントが11日、東京都千代田区富士見の神楽座で行われ、綾野、舘、北村有起哉、市原隼人、磯村勇斗が登場した。
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同映画は第73回日本アカデミー賞で最優秀作品賞、主演男優賞、主演女優賞の主要3部門を獲得した「新聞記者」の製作陣が再結集したヤクザ映画。若くして親を亡くした青年・山本(綾野)が地元のヤクザ組長(舘)と父子のちぎりを交わし、暴対法の施行で移り変わる3つの時代を背景に任侠の世界で生きる姿を描く。当初は観客入れのイベントを予定していたが、緊急事態宣言下にあるため、オンライン開催となった。
司会者から「映画を一言で表すと」と問われると、綾野と舘が「愛」と書かれたボードを見せて、息ピッタリ。綾野は「舘さんが最初に『愛』を出してビックリしました。スタッフ、キャストが一丸となって、愛を育んだ映画です。現在の集大成となった映画について話せることがうれしい」と感慨深げだった。
公開も緊急事態宣言下となるが、「どんな時もエンターテインメントは不屈で、不要ではないと届けていくべき。映画館も、今のやり方で運営している。エンターテインメントが存在していることが心に花を添えるんじゃないか。映画は上映され続けているというのが支えになればいい」と力強く話した。
一方、親子の絆を交わした組長役の舘は、綾野について聞かれると、「勉強させていただきました。主役として映画を引っ張っていった。山本という役を演じたというよりは役を生きた」と絶賛。綾野とは5年ぶりの共演となったという尾野も「剛は天然で宇宙人みたいな人だと思っていた。でも、今回、現場ではみんなのことを見て、ケアして、監督ともコミュニケーションを取っている姿を見られた。上から目線で言うと、こいつでかくなったな、と思った。それで、私も乗っからせてもらった」と褒めた。
撮影で家族を感じた瞬間について聞かれると、綾野は「朝食を食べるシーンで、家族だなと感じた。現場が家族のようで、帰る場所という感覚が強かった。あいさつが気持ちいい現場だった」と振り返った。この日は成人の日。新成人に向けては「僕自身、まだ大人になっていない感覚があります。何よりおめでとうございます。新成人の方がどんな気持ちなのか、みなさんにはどんな夢が見えているのか。その景色が輝いているかと気になってしまう。(新成人が)夢や希望をはせられるように大人たちがしていかないといけない。時間をかけて自分の可能性を育んでください」とメッセージを送った。
「ヤクザと家族 The Family」は1月29日、全国公開される。