AKB48グループ“ガチ歌バトル”仕掛け人が語る可能性「武器は熱量、まだまだ面白い」

大会の仕掛け人である竹中プロデューサーは第4回大会も「もちろんやるつもり」と明言【写真:ENCOUNT編集部】
大会の仕掛け人である竹中プロデューサーは第4回大会も「もちろんやるつもり」と明言【写真:ENCOUNT編集部】

「自然とスタンディングオベーションが起こる」イベントへの進化を誓う

 気になるのは第4回大会の行方だが、竹中氏は「もちろんやるつもりです!」と明言する。

「歌唱力No.1決定戦はAKB48グループのファン層以外にも、もっと届けないといけない。第2回大会ではドキュメンタリーを地上波の深夜に放送してみたり、あの手この手でやってみていますが、頑張っているメンバーのためにもイベントをもっと進化させたいし、輪を広げたいと思っています。一番は優勝メンバーがいろんなところで活躍してくれるとこの大会にも箔(はく)が付くし、夢がありますよね。野島さんは第1回大会で優勝して、顔つき、歌の堂々さがどんどん変わっていきました。歌の仕事がどんどん増えていって、そして今回は次の子たちが越えるべく壁になってくれた。本当に感謝しかありません」

 19年1月の第1回大会から、48グループメンバーにとって夢への“架け橋”的な存在として輝きを放ってきた「AKB48グループ歌唱力No.1決定戦」。竹中氏は、いつの日かスタンディングオベーションを起こすメンバーが出てきてほしいと思いをにじませる。

「今は総選挙もなく、48グループが別々で活動しているので、仲間という意識が薄れてしまう可能性もあると思っていました。でも、STU48の池田さんが優勝した時には、いろんなグループのファンがおめでとうと拍手してくれる姿に温かさを感じました。あの会場にいると、メンバーがどれだけ努力をして結果を出したか分かっているから、ライバル相手にも『お互い頑張っているね』と認めてたたえ合える。総選挙では出ない、48グループ全体としての良さだと感じました。歌唱力No.1決定戦に参加してくれているメンバー全員に感謝しかなくて、僕自身、皆さんに愛着があります。DD(誰でも大好き)ぶりがやばくて、喜びと悲しみの連続です(笑)。最終的な夢は、推しがバラバラの中で、全グループのファンの方から自然とスタンディングオベーションを起こすメンバーが生まれること。誰かにかなえてほしいですね」

 メンバー、ファン、スタッフ、大会に携わるすべての人の“本気”がある限り、「AKB48グループ歌唱力No.1決定戦」は今後もドラマとヒロインを生み続けていくに違いない。

□竹中優介(たけなか・ゆうすけ)TBSテレビ局員プロデューサー。「アッコにおまかせ!」「輝く!日本レコード大賞」「櫻井・有吉のTHE夜会」「ROOKIES」などを担当。日向坂46ドキュメンタリー映画「3年目のデビュー」など、映画監督も務める。

第3回AKB48グループ歌唱力No.1決定戦 舞台裏ドキュメント

日時:1/16(土)午後10:00~午後11:00にTBSチャンネル1で初回放送。
内容:2020年12月1日に開催された、AKB48グループの中で最も魅力的な歌い手を決める「第3回AKB48グループ歌唱力No.1決定戦」決勝大会の密着ドキュメントがテレビ初放送! 決勝に進出した19人がステージに込めた思い、緊張感たっぷりのバックヤードの模様など、完全実力勝負の中で生まれたいくつものドラマが収録されている。
https://www.tbs.co.jp/tbs-ch/item/o2492/

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