“お騒がせ女”ジュリアがスターダム初戦激勝!テラスハウス木村花とも大乱闘!

木村花との乱闘は館外にまで及んだ【写真提供:スターダム】
木村花との乱闘は館外にまで及んだ【写真提供:スターダム】

ジュリアは試合後 木村花を挑発し大乱闘

 ジュリアへの声援も飛ぶなか、彼女は「引退間近の葉月選手。ありがとうございます、踏み台になっていただいて」とコメント。試合後、この対戦を決して望んではいなかった葉月の方から握手を求めてきただけに、「スターダムひとりずつぶっ潰していく」というアピールとともに、そのふてぶてしさが際立った。

 このアティチュード(姿勢)は、12月24日の後楽園大会で対戦する木村花(22)を呼び込んだとき頂点に達する。ジュリアは「木村花、いるんだったら出てこいよ!」と花を絶叫で呼び込み、姿を見せた花と大乱闘。両者はもみ合ったまま館外に飛び出し、延々と罵声を浴びせ合った。

 バックステージでも乱闘が繰り広げられたが、分けられたあとには、あえてふてぶてしい口調で「12月24日、後楽園、木村花…いい試合をしたいと思います」と短いコメント。果たして、ジュリアは自分からスターダム全員を敵に回してしまったのか。

 花が11月28日の会見で挑発した「アンタの行動で頑張ってる私たちが非難浴びてるの」という言葉に代表されるように、ジュリア入団は全面的に歓迎されているようではない。前述したように“冠付きのメイン”に不満を覚える選手もいるだろう。

 ジュリアは12月24日後楽園の前、14日の横浜大会では鹿島沙希(26)、15日の新木場大会ではアンドラス宮城(26)とシングルで対戦する。

 乱闘で殺伐とした場内。その雰囲気を絶妙に切り替えたのが、新人の上谷沙弥(23)だった。上谷はこの日行われた「ルーキー・オブ・スターダム~新人王決定トーナメント~」で飯田沙耶(22)との”サヤサヤコンビ”対決を制し優勝。2019年度新人王の称号を勝ち取り、大会のエンディングをトーナメント出場の4人で締めくくったのだった。そこに明るい未来を提示したスターダム。新体制最初の東京大会では、混沌と希望が入り交じっていた。

(新井宏/Hiroshi Arai)

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