朝ドラ、大河を経験、初の月9にも挑戦 2000年生まれの“新星”が振り返る充実の1年

映画「ソロモンの偽証」(2015年)や「五億円のじんせい」(19年)などで知られる若手実力派俳優の望月歩が、フジテレビ系の月9ドラマ「監察医 朝顔」第8話からレギュラー出演している。望月にとっては初の月9で、法医学教室で新たにアルバイトとしてやってくる大学医学科3年生の牛島翔真役。第9話(28日放送)では、中心人物として登場する。

月9「監察医 朝顔」に出演中の望月歩【写真:荒川祐史】
月9「監察医 朝顔」に出演中の望月歩【写真:荒川祐史】

望月歩インタビュー、初挑戦の月9撮影現場はアットホーム「すごい気持ちが楽」

 映画「ソロモンの偽証」(2015年)や「五億円のじんせい」(19年)などで知られる若手実力派俳優の望月歩が、フジテレビ系の月9ドラマ「監察医 朝顔」第8話からレギュラー出演している。望月にとっては初の月9で、法医学教室で新たにアルバイトとしてやってくる大学医学科3年生の牛島翔真役。第9話(28日放送)では、中心人物として登場する。

 同ドラマは法医学者の娘、朝顔(上野樹里)と、刑事の父親(時任三郎)の姿を描くハートフルストーリーで、20年秋と21年冬の2クールで展開される話題の月9だ。「月9は憧れでした。それ自体が局の看板ですから、キラキラしているイメージですね。『朝顔』はシーズン1から見ていたので、めちゃめちゃうれしかったです」と素直に喜ぶ。

 望月が演じる牛島はドラマのオリジナルキャラクターで、実家が総合病院を経営している御曹司。法医学教室では第5話(11月30日放送)で、前任の熊田祥太(田川隼嗣)が歯科医になるためにアルバイトを辞めており、その穴を埋めてくれる期待の星。教室のメンバーは「ウッシー」と呼んで親しみを込める。

「ウッシーは現代っ子。今まで何も失敗してこなかった、挫折を経験してこなかった子ですかね。自分なりの正義、すごく熱もあるんだけど、それが単調すぎるというか、あまり深く考えていなくて、その結果、失敗してしまうんです。共通点を見つけるのは難しかったですが、現代っ子的な感覚や先輩方との距離感は自分とも似ているので、分かる部分がありました」

 初めての月9の現場はどうか。

「すごく温かいです。初日は緊張していたんですけど、上野樹里さんがスタジオで真っ先に声をかけてくださって、『どこで育ったの?』って聞くんじゃなくて、『当てるから』って言うんです。それがきっかけで皆さんと仲良くさせていただきました。途中から入ったのにすぐ受け入れてくださるので、『あれ? 俺って、最初からやってたかな?』と思えるぐらい。演者の方もスタッフさんもみんな仲がいいんですよ。人がNGを出した時がめちゃくちゃ面白いんです。みんなが失敗を笑いに変えようとしてくれるんです。だから、すごい気持ちが楽ですね」

 第9話は、21歳の女子大学生の遺体が法医学教室に運ばれる話が軸。被害者が人気読者モデルだったことから、犯人をめぐってSNS上ではさまざまなうわさ話が流れていく。そんな中、ウッシーが正義感から取ったある行動が大きな波紋を起こす……。「僕自身は一方的な話を聞いて行動することはないですけども、こういうタイプは友達の中にも結構いるんです。僕ら世代の考え方みたいなのをすごく言い当てているなと感じましたね」。

 ウッシー同様、SNSが生活には欠かせないデジタルネーティブ。「僕は結構、SNSを使っています。ゲームが好きなんですけど、昔は対戦相手を募集したりしました。実際に会ったこともないゲーム友達も結構いますね」。

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