「私を見てくれている人がいる」女優・太田奈緒の“挑戦”と“母校AKB48”への思い
アイドル卒業から1年「AKB48は母校のような、そんな場所」
――今後、どんな女優を目指していきますか。挑戦してみたい役柄は。
「自分の色が出ている役者さん、個性がその役にも出ている、そんな役者さんになりたいです。挑戦したい役は、『SP』のようなカッコいいアクションに興味があります。いつか挑戦したいです」
――タレントとしても積極的に活動していますが、今後チャレンジしたいことはありますか。
「『踊る!さんま御殿!!』(日本テレビ)が大好きで、毎週録画して見ているのですが、いつか出演したいです。ひと言体験談にも何度か投稿したことがあります(笑)。それくらい大好きな番組なんです!」
――グループ卒業から1年がたちますが、改めて、太田さんにとってAKB48はどんな場所だったと感じていますか。
「自分が実際、そこで培ってきたこと、学んだことがあるので、AKB48は母校のような、そんな場所だと思っています。でも、そこに頼らず自分の舞台を見ていただいて、そこから『あ、AKBでも活動していたんだ』と思ってもらえるようになりたい、という気持ちがあります」
――AKB48で学んだことを教えてください。
「握手会や劇場公演で感じたことなのですが、私を見てくれている人がいる、ということをファンのみなさんに教えていただきました。劇場公演も立ち位置が後ろでも、たくさん見てくれている方がいて、それがあったから頑張ろうと思えました。頑張っていれば気づいてもらえる、AKB48で学んだことだと思っています」
――最後にメッセージをお願いします。
「朗読劇という初めての挑戦をさせていただけることが楽しみです。『私立探偵 濱マイク』という作品を知らなかった方には、この朗読劇がきっかけで映画も見てみようと思っていただけたらうれしいです。もともと作品を知っている方には、映画やドラマを見ていた頃の気持ちを思い出していただけたらいいなと思っています。ぜひ、見に来ていただけたらうれしいです。お待ちしています」
□太田奈緒(おおた・なお)、1994年12月5日生まれ、京都府出身。2014年『AKB48 Team 8 全国一斉オーディション』に京都府代表として合格しデビュー。グループ在籍時代は、「山犬」「フラガール -dance for smile-」などの舞台に出演。19年12月20日にグループを卒業し、本格的に女優として活動を開始。20年は舞台「真・三國無双 ~赤壁の戦いIF~」、「ハンズアップ」に出演し、12月19日からは「知り難きこと陰の如く、動くこと雷霆の如し。」に出演。来年2月に上演される朗読劇「私立探偵 濱マイク-我が人生最悪の時-」に主人公の妹・茜役で出演することが決まった。また、11月から京都府文化観光大使を務めている。
●朗読劇「私立探偵 濱マイク」-我が人生最悪の時-
〈出演〉
佐藤流司、矢部昌暉(DISH//・Wキャスト)、志村玲於(SUPER★DRAGON・Wキャスト)太田奈緒、秋山真太郎(劇団EXILE)、植田圭輔
〈原作〉
林海象 私立探偵濱マイク「我が人生最悪の時 THE MOST TERRIBLE TIME IN MY LIFE」
〈脚本・演出〉
樫田正剛(方南ぐみ)
〈会場〉
ヒューリックホール東京
〈日時〉
2021年2月17日(水)~2月23日(火・祝) ※全13ステージ