「私を見てくれている人がいる」女優・太田奈緒の“挑戦”と“母校AKB48”への思い
昨年12月にAKB48を卒業した太田奈緒(26)が、子どもの頃から憧れていた女優の道を本格的に歩み出した。この1年は舞台で経験を積み、自身初挑戦となる朗読劇「私立探偵 濱マイク -我が人生最悪の時-」への出演も決定。アイドル卒業から1年、新型コロナウイルス禍の活動、新たな挑戦への思い、“母校”AKB48について語ってもらった。
【単独インタビュー】「私立探偵 濱マイク」で朗読劇初挑戦、女優・太田奈緒に聞いた
昨年12月にAKB48を卒業した太田奈緒(26)が、子どもの頃から憧れていた女優の道を本格的に歩み出した。この1年は舞台で経験を積み、自身初挑戦となる朗読劇「私立探偵 濱マイク -我が人生最悪の時-」への出演も決定。アイドル卒業から1年、新型コロナウイルス禍の活動、新たな挑戦への思い、“母校”AKB48について語ってもらった。
――グループを卒業して、まもなく1年がたちます。生活の変化は。
「自分の時間が増えて、その時間で映画を見たり、できることを探す時間が増えました。自分と見つめ合うきっかけもできました。今は、東京で一人暮らしをしています。電車が頻繁に通っているので、遅刻の心配がなくなりました(笑)」
――個人での活動、この1年を振り返り、どんなことを感じましたか。
「新型コロナウイルスの影響で主演舞台が中止になり、焦る気持ちもありました。でも、舞台『真・三國無双 ~赤壁の戦いIF~』『ハンズアップ』が無事上演され、今回、朗読劇『私立探偵 濱マイク -我が人生最悪の時-』出演も決まって、本当にありがたいです。稽古をできる幸せ、お客さんの前で演技をできる幸せに、改めて気づくことができました」
――自粛期間は、どのようにして過ごしていましたか。
「今まで見たことが無かった作品に触れて、演技の勉強をしました。このお芝居がすごい、ここで鳥肌が立ったというシーンを、何度も巻き戻して見て、演技を研究しましたね」
――改めて、女優の道へ進もうと思ったきっかけを教えてください。
「小学生の時からドラマを見ることが好きで、『ナースのお仕事』や『アンフェア』、たくさんの作品を見て、その頃から女優さんになりたい! という憧れがありました。AKB48時代に舞台を経験させていただいて、お芝居の楽しさや深さを知って、この道に専念したいという思いが強くなり、卒業を決めました」
――女優として、どんなことを考えながら活動してきましたか。
「アイドルとして活動していたことを知らない方も多いと思うので、太田奈緒という存在を知った時、『この子、AKBだったんだ!』、そういう風に思ってもらえたらいいなと思って、1つひとつのことを頑張りたいと思っています。アイドル時代からのファンの方には、こんな一面があるんだ! こんな役もできるんだ! そう感じていただけたらうれしいです」
――気持ちの部分で変化はありますか。
「私が人見知りな性格もあり、AKB時代は現場にメンバーがいたので、内々でという感じでした。でも今は1人で活動しているので、できるだけ、いろんな方とコミュニケーションを取るようにしています。演技についても、積極的に周りの方に意見をいただいています」
――朗読劇「私立探偵 濱マイク -我が人生最悪の時-」への出演が決まりました。出演が決まった時はどんなお気持ちでしたか。
「この世界観が朗読劇になったら、どうなるんだろう? と思いましたし、朗読劇初挑戦なので、挑戦させていただけることがありがたいと一番に思いました」
――主人公の妹・茜役で出演します。どんな役なのでしょうか。
「妹なんですが、情に厚く破天荒な兄を支えて、母のような一面もある女の子です。大人しい、清楚という感じだけではなく、明るさもある女の子なので、いろんなことを踏まえて役作りをしています」
――衣装は制服なんですね。
「26歳で着ても大丈夫なのか? という不安もあるのですが(笑)、精一杯、役と向き合えたらいいなと思っているので、ぜひ、その姿を見ていただきたいです」