劇場版「鬼滅の刃」前週比の興収43%大幅アップの異例事態…9週連続で動員1位
12日、13日の動員ランキングは、「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」(東宝/アニプレックス)が土日2日間で動員65万5000人、興収9億3900万円をあげ、9週連続で首位を守った。
入場者特典で「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」の動員41%アップ
12日、13日の動員ランキングは、「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」(東宝/アニプレックス)が土日2日間で動員65万5000人、興収9億3900万円をあげ、9週連続で首位を守った。
12日から第3弾となる入場者特典「来場御礼スペシャルブック」の配布が行われたこともあり、公開から9週目にして前週比が動員で41%、興収で43%もアップするという異例の事態となった。12月26日からは全国82館でMX4D、4DXの上映が決定、またそれに合わせて入場者特典第4弾の配布も発表され、リピーター集客にさらに拍車がかかりそうだ。累計では動員2253万人、興収302億円を突破し、歴代1位の座に着実に歩みを進めている。
2位には、土日2日間で動員42万3000人、興収5億9300万円をあげた「新解釈・三國志」(東宝)が初登場。初日から3日間の累計では動員55万人、興収7億7000万円を超えるヒットスタートを切った。誰もが一度は目や耳にしたことがあるであろう中華統一を巡る有名歴史エンターテインメント「三國志」を、「今日から俺は!!劇場版」の大ヒットも記憶に新しい福田雄一の脚本・監督による“新たな解釈”で描く完全オリジナル映画。主演の大泉洋をはじめ、賀来賢人、橋本環奈、ムロツヨシら福田組オールスターキャストが集結した。また、ストーリーテラーとして作品を盛り上げる語り部役に西田敏行が初参戦。主題歌は福山雅治が担当している。
他の新作では「天外者」(ギグリーボックス)が4位にランクイン。激動の幕末から明治初期、現在の商都大阪の基礎を作り上げ、“東の渋沢栄一、西の五代友厚”と称された五代友厚の人生を、今年惜しまれつつ急逝した三浦春馬の主演、「利久にたずねよ」「海難1890」の脚本・小松江里子と監督・田中光敏の名タッグで描く。共演は三浦翔平、西川貴教、森永悠希ほか。
来年1月に公開予定の完結編「シン・エヴァンゲリオン劇場版」に合わせ「序」に続いて公開された「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」(東宝/東映/カラー)は8位でスタートを切った。既存作品では3位の「STAND BY ME ドラえもん 2」(東宝)が累計で興収17億円を、5位の「滝沢歌舞伎 ZERO 2020 The Movie」(松竹)が興収10億円を突破している。