辛坊治郎氏がヨット太平洋横断“再挑戦”表明 批判は「仕方ないと思っている」
フリーキャスターの辛坊治郎氏が14日、都内で記者会見を行い、ヨットでの太平洋横断“再挑戦”を表明した。辛坊氏は2013年、全盲のセーラー・岩本光弘氏とともにヨットでの太平洋横断に挑戦。クジラの群れと衝突し船が転覆、自衛隊に救助されていた。
2013年に挑戦するもクジラと衝突し転覆、自衛隊に救助されていた
フリーキャスターの辛坊治郎氏が14日、都内で記者会見を行い、ヨットでの太平洋横断“再挑戦”を表明した。辛坊氏は2013年、全盲のセーラー・岩本光弘氏とともにヨットでの太平洋横断に挑戦。クジラの群れと衝突し船が転覆、自衛隊に救助されていた。
「ぶっちゃけ、記者会見をするつもりは毛頭なかった。週末に富士山に登ってくるような感じで、なんで記者会見がいるのかなと」と辛坊氏。今回の再挑戦については「前回漂流したとき、救命イカダの上で次も必ずやると決めていた。救助されたときはもう一度やりたいかと聞かれて『こんなにご迷惑をおかけして、もう一度やりたいという言い方はできないじゃないですか!』と言いましたけど。嘘は言ってない」と、かねてからの夢であることを認めた。
日程については「日本近海が一番危険。天候が安定していて、年度末でなるべくご迷惑のかからない春先、来年の4月から5月あたりの出発になると思う」とし、大阪の淡輪を出航し、岩本氏の住むアメリカ・サンディエゴまで、約2か月間の航程を予定。現在出演中の番組はニッポン放送の「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」を除き4月までに降板の申し入れをしていると明かした。
費用については「今回のチャレンジの純費用だけだとかかっても数百万。2013年にこの船を買ったときからだと1億くらい」。前回は税金を投じての救助となったことから批判の声も上がったが「気にしないというと炎上するから気にしてますと言いますが、仕方ないと思っている。この8年間、良き納税者としてそれなりに社会貢献してきたつもり。だからやってもいいというわけでは決してないが、皆様のおかげでありがたく行かせていただきますという気持ちです」と話した。