劇場版「鬼滅の刃」302億円突破、煉獄さんが300億の男に! 年内「千と千尋」超えへ
10月16日から全国403館(IMAX 38含む)で初日を迎えた「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」の13日までの59日間の興行成績が動員2253万9385人、302億8930万7700円を記録した。
残すは「千と千尋の神隠し」の308億円を超えるのみ
10月16日から全国403館(IMAX 38含む)で初日を迎えた「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」の13日までの59日間の興行成績が2253万9385人、302億8930万7700円を記録した。ついに300億円の大台を突破し、宮崎駿監督の「千と千尋の神隠し」(01年)が持つ日本映画の歴代興行収入トップの308億円まであと約6億円まで迫った。
爆発的ヒットを続ける同作は、公開から3日間での興行収入で動員342万人、約46億2311万円と歴代日本映画の興行記録を塗り替えていた。さらに、公開から10日間で100億円を日本映画史上最速で記録。勢いそのままに、39日間では259億1704万3800円を記録し、「君の名は。」(16年)、「アナと雪の女王」(14年)を上回り、歴代3位に。さらに45日間では275億1243万8050円で「タイタニック」(97年)超えを果たし、2位となっていた(興行通信社調べ)。
4日にはコミックス最終巻となる23巻が発売し、全国各地で品薄状態になるなど変わらぬ人気を示した。残すは、宮崎駿監督の「千と千尋の神隠し」(01年)が持つ日本映画の歴代興行収入トップの308億円を超えるのみ。年内での歴代1位がほぼ確実のものとなった。
また、26日からは全国82館の劇場でMX4D、4DXの上映実施が決定。また、同上映鑑賞者、全国合計30万人に入場者特典として「無限列車切符風アクリルキーホルダー」の配布することも発表された。
「鬼滅の刃」は吾峠呼世晴(ごとうげ・こよはる)による初の「週刊少年ジャンプ」の連載コミック。大正期を舞台に、主人公の竈門炭治郎(かまど・たんじろう)が鬼になってしまった妹を人間に戻すため、仲間とともに成長し、鬼を退治するストーリー。「友情・努力・勝利」という「週刊少年ジャンプ」の3大要素が盛り込まれている。しかし、「初動はけっして大人気までは言えなかった」(書店関係者)という。ところが、19年4月からテレビアニメ版が放送されると、アニメファンから一般ファンへ人気に火がついた。
アニメ版を手掛けたのは、「Fate」シリーズなどの大ヒット作で知られるアニメ製作会社「ufotable」(ユーフォーテーブル)。世界の残酷さを正面から描きながら、独特の映像美を見せるのはお家芸。音楽は、壮大な世界観に定評のあるアニメ界のヒットメーカー、梶浦由記氏。原作の2次元のバトルシーンに、さらなる躍動感を与え、ダイナミックな映像と音の世界を作り上げた。さらには、炭治郎役の声優・花江夏樹を始め、人気声優が脇にも名を連ね、3拍子がそろっている。
12日、13日の興行収入は下記の通り。
12月12日(土) 観客動員:40万7286人 興行収入:5億8840万8200円
12月13日(日) 観客動員:24万8024人 興行収入:3億5100万3000円
また、これまで発表されている興行成績の推移は以下の通り。
公開3日間 観客動員:342万493人 興行収入:46億2311万7450円
公開10日間 観客動員:798万3442人 興行収入:107億5423万2550円
公開17日間 観客動員:1189万1254人 興行収入:157億9936万5450円
公開24日間 観客動員:1537万3943人 興行収入:204億8361万1650円
公開31日間 観客動員:1750万5285人 興行収入:233億4929万1050円
公開39日間 観客動員:1939万7589人 興行収入:259億1704万3800円
公開45日間 観客動員:2053万2177人 興行収入:275億1243万8050円
公開52日間 観客動員:2152万5216人 興行収入:288億4887万5300円
公開59日間 観客動員:2253万9385人 興行収入:302億8930万7700円