NHKは10日、Eテレ「ABUアジアこどもドラマシリーズ名作選『こころのおはなし』」で、寺田心がナビゲーターを務めると発表した。2005年に始まった7歳から9歳の子どもを主人公に、子どもたちの生活の中にある心の成長を描くドラマシリーズから名作選を紹介する番組。地面を掘って地球を貫通すればブラジルに行けると信じて地面を掘り続ける少年を描いた15年放送の「ブラジルへの近道」では当時6歳だった寺田も出演している。

　寺田は「『ブラジルへの近道』は僕が6歳の時に撮影したドラマです。僕が演じた陸(役名)は純粋無垢でとてもかわいらしい男の子です。ドラマ中、陸が口ずさむシーンがあるのですが、あれは僕のなんとなく音にした言葉を監督が『それでいこう』と言ってくださったのを今でも覚えています。このドラマシリーズは小学生である僕たちの甘酸っぱいような、くすぐったいような、胸がチクンとする共感する作品ばかりです。6年がたち、こうして僕がナビゲーターを務めさせていただけることに感謝します」とコメントした。

　放送は12月19日午後4時20分から11年放送の「遠足」と13年の「折鶴」、同26日午後4時25分から12年「ヒカルの掃除」、15年「ブラジルへの近道」が放送される。「遠足」では小学6年の永野芽郁が出演しているという。