渡部会見、なぜ囲み取材? 「距離が近いほうが…」事務所が語った“密集取材”の意図
不倫問題で活動自粛中のお笑いコンビ「アンジャッシュ」の渡部建が3日、都内で会見に臨み、妻で女優の佐々木希、相方の児嶋一哉をはじめ関係者、視聴者に謝罪した。会見の模様はライブ配信サービス「ABEMA」でも生中継されたが、ネット上では新型コロナウイルスの感染が懸念されるこの時期に渡部を取り囲むように報道陣が“密集”した取材スタイルに反響が寄せられている。
会見は渡部を報道陣が取り囲む「囲み取材」という形式で行われた
不倫問題で活動自粛中のお笑いコンビ「アンジャッシュ」の渡部建が3日、都内で会見に臨み、妻で女優の佐々木希、相方の児嶋一哉をはじめ関係者、視聴者に謝罪した。会見の模様はライブ配信サービス「ABEMA」でも生中継されたが、ネット上では新型コロナウイルスの感染が懸念されるこの時期に渡部を取り囲むように報道陣が“密集”した取材スタイルに反響が寄せられている。
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会見冒頭、「このたびは私がしてしまった大変軽率な行動により、多くの関係者の皆様に大変なご迷惑をおかけし、また多くの視聴者の皆様に不快な思いをさせてしまい、大変申し訳ありませんでした」と10秒間こうべを垂れた渡部。6月の騒動の謝罪がこの時期となったことについては「認識が甘かった。文春のインタビューに答えて、それで収束するんじゃないかと思っていた。なんの根拠もなく、なんとなく(謹慎は)年内だろうと思っていた。昨今の報道で世間様の声を頂戴して、これは一刻も早く会見しないといけないと思った」と、世間の批判の声に押されたこともあって会見を決意した旨を語った。
一貫して「復帰よりもまずは謝罪が先」と話していた渡部だったが、質問が収録済みとみられる番組の件に及ぶと、「それに関しては……本当に申し訳ないんですが、私の口からは申し上げられない」「つじつまが合わないですし、矛盾があるというのもおっしゃる通り。ですが、私の口からは言えません」とこわばった表情。「謝罪が先というのはうそだったんですか?」という声に明確な答えを出さないまま、会見場を後にした。
渡部の対応もさることながら、ネット上で挙がったのはこの日の取材スタイルへの疑問の声だ。渡部本人は口元のみを覆うマウスシールドを着用、報道陣には入場の際に検温と手指の消毒、新品のマスクとフェースシールドが配られたものの、会見は取材対象を報道陣が取り囲む「囲み取材」と呼ばれる形式で、大勢の人間が密集した形で進行した。
また、司会進行はおろか所属事務所であるプロダクション人力舎のスタッフは渡部のマネジャーの他はわずか1人で、会見全体の流れを把握していない会場スタッフが報道陣を案内するなど混乱も目立った。
会見後に報道陣に対応したプロダクション人力舎の佐藤憲専務は「弊社にとってこの規模の謝罪会見は初めての事態。スタッフは14、5人で広報もいないので、今後考えていかないといけない」と話した。一般的な会見形式ではなく囲み取材となったことについては「リポーターの方との距離が近いほうが、彼の言いたいことも伝わると思った」と話したが……。渡部の“決死”の謝罪会見は視聴者の胸に伝わったのか、果たして。