爆笑問題・太田光、新型コロナ感染の田中は「身を持って表現」 相方を気遣う
お笑いコンビ「爆笑問題」の太田光と妻であり所属事務所の社長の太田光代が2日、都内で行われた「日本ネーミング大賞2020」授賞式に出席した。同賞は、1年で最も称賛すべき商品名やサービス名、社名などを選ぶ賞であり、開催は今年が初となる。輝かしい初回審査委員長には光が、光代さんは特別顧問として参加した。
王子ネピアの「鼻セレブ」が最優秀賞に選出
お笑いコンビ「爆笑問題」の太田光と妻であり所属事務所の社長の太田光代が2日、都内で行われた「日本ネーミング大賞2020」授賞式に出席した。同賞は、1年で最も称賛すべき商品名やサービス名、社名などを選ぶ賞であり、開催は今年が初となる。輝かしい初回審査委員長には光が、光代さんは特別顧問として参加した。
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賞は一般応募含め2016件がノミネート候補となり、最終的には「ガリガリ君」「カップヌードル」「午後の紅茶」「一番搾り」などのネーミングが優秀賞にノミネートされた。作品を見た光は「老舗から新しい会社から、あらゆるジャンルが全部ノミネートされていて、これはすごい賞の審査委員長を引き受けてしまったな」と話した。最優秀賞には王子ホールディングス、王子ネピアの「鼻セレブ」が選ばれた。
審査委員長を務めた光は「審査委員長という立場をやったことないので、責任重大だと思ったら、ふたを開けたら特別顧問の方が権力が上でした。審査委員長の審査委員ですから。圧力を感じながら恐る恐るやらしていただきました」と笑わせた。光代は「本来は裏方なんですけど、このところ心配なことが多かったものですから、あえて前に出させてもらって見張るという役目をやらしていただきました」と話した。
ネーミングについて質問の中でコンビ名の「爆笑問題」の由来について聞かれた光は「爆笑問題のネーミングは僕が付けたんですよ。当時は横文字のグループが多くて、その中で目立つにはどうすればいいかと考えたんですよ、爆笑って自分で言っちゃうのはハードルが上がるんですけど、それくらい覚悟を決めました。ネタで時事問題もやっていましたので、そんな感じで付けた名前です。最初のころはいろいろ言われましたね。『爆笑問題で爆笑したことないことが問題だ』と言われました。それでもネーミングというのは一番最初に伝わるメッセージなので、重要だと思います」と語った。
続けて「爆笑問題という名前じゃなかったらここまで時事ネタをやっていたかどうか分かりませんね。名前に引っ張られていたところもありますよ。新人で出ていたころに、とてもじゃないけどテレビに出る気のない名前のヤツがいっぱいいましたよ。1番印象的だったのが、『路上ゲロ持ち帰りたい』というのがいましたよ」と笑わせた。
新型コロナウイルスに感染して、現在は回復している相方の田中裕二の近況を聞かれた光は「彼も流行に敏感な男でしてね。新型コロナに感染して、でもちゃんと回復して、そういう意味では、あいつは病気をするたびにネタになるんですよ。さんざん玉でも稼がせてもらいましたから。とにかく体から何かを取っていて、それで小さくなっちゃったんですよ」と笑わせつつ、「現在は完治して、いつも通りの田中でよかったです。田中はいま56歳で、年齢的にも重症化したら危ないところでしたけど、田中みたいなヤツが感染して復活している姿を見せられることが、『無責任なことを言うな』と言われるかもしれないけど、お笑いとしては大丈夫と言いたいです。田中は身を持って表現できたんじゃないかな。何かを失って何かを得る。“禍福は糾える縄の如し”という感じがします」と田中の思いを語った。