AKB48新ユニット3組がお披露目 初のバンドユニットに向井地美音「人生の夢」かなう
2020年2月に開催を予定し新型コロナウイルスの影響で延期していた「2020 AKB48新ユニット!新体感ライブ祭り♪」のAKB48新ユニット3組の振替公演が、11月28、29日にかけて、東京・AKB48劇場で開催された。
「Lacet」「SENSUALITY」「GRATS」の3組の新ユニットが公演を開催
2020年2月に開催を予定し新型コロナウイルスの影響で延期していた「2020 AKB48新ユニット!新体感ライブ祭り♪」のAKB48新ユニット3組の振替公演が、11月28、29日にかけて、東京・AKB48劇場で開催された。
2019年12月に行われた「AKB48劇場14周年記念公演」がきっかけとなり誕生した新ユニット8組。そのうち5組は、今年2月に渋谷ストリームホールで開催された新体感ライブ祭りでお披露ライブを開催していた。コロナ禍の影響で延期となっていた残り3組のユニット「Lacet(レセ)」、「SENSUALITY(センシュアリティ)」、「GRATS(グラッツ)」の公演が実現となった。
AKB48初のバンドユニットである「Lacet」。行天優莉奈(ベース)、齋藤陽菜(ギター)、高橋彩音(キーボード)、高岡薫(バイオリン)・吉橋柚花(ドラム)、向井地美音(ボーカル/ギター)の6人で構成された本格派バンドだ。
「1994年の雷鳴」を皮切りに演奏をスタートし、メンバー紹介を挟んで「After rain」「ヘビーローテーション」を披露。高橋がユニット名の由来について、「『Lacet』は、フランス語で“靴ひも”という意味なんですけど、私たちが初めて演奏した『靴紐の結び方』や、バンドの“結束力”を靴ひもに例えてこの名前になりました」とコメントした。
高橋がピアノでAKB48メドレー、高岡がバイオリンで「情熱大陸のテーマ」、齋藤がアコースティックギターで「初日」の弾き語りで披露し、各メンバーが楽器を始めたエピソードについて話した。この日のために、かなりの練習を積んできたメンバーたち。譜面に数字を書き覚えるといった独特の練習法の行天や、ドラムの動画を見て体にリズムを刻み込んだという吉橋、さらに向井地・齋藤の4人で「青くさいロック」を披露した。
本編ラストはAKB48のバンド楽曲としておなじみの「GIVE ME FIVE!」を披露。アンコールでは齋藤が「思ったよりあっという間にここまできました。充実感がとてもありました!また機会があったらパフォーマンスを見せたいです」とコメントし、向井地は「人生でガールズバンドを組むのが夢でした。それもAKB48でできたことが幸せでした。チームもバラバラな普段だったら集まらないこの6人で組めてうれしかったです。セカンドライブできるように頑張ります!」とあいさつ。バンド名の由来にもなった楽曲「靴紐の結び方」で公演の幕を閉じた。
ファッション誌のモデルをつとめる加藤玲奈や、韓国での人気も高い宮崎美穂をはじめとした、込山榛香・篠崎彩奈・左伴彩佳・茂木忍の6人で結成された「SENSUALITY」。初お披露目となる今回は、「点滅フェロモン」、「従順なslave」など大人な雰囲気の4曲を披露し、左伴が「私たちは大人メンバーで結成されたセクシー&クールな女子ユニットです! ユニット名には色気や官能という意味があります。私たちのパフォーマンスでセクシーさや大人っぽさを感じていただければと思います!」とあいさつした。
宮崎は「お昼から刺激的じゃないですか?」と笑いを誘い、「本来であれば2月に開催予定だったライブから9か月延期となり、今日を楽しみにしていました! チームの垣根を越えた、6人の公演を楽しんでください!」とコメント。茂木は「みなさんがマスクの中でにやけてしまうようなセクシーな公演にしたいです」と意気込みを語った。
続いて込山が「ジッパー」、左伴が「She’s gone」を披露。加藤・篠崎・宮崎による「抱きしめられたら」などを挟み、茂木が「Hate」、宮崎が「Blue Rose」、篠崎が「わるなん」、加藤が「誕生日 TANGO」をソロで披露した。
ソロ曲はメンバーがそれぞれ歌いたい曲を選曲したということで、MCでは込山が「ずっとやってみたかった念願の「ジッパー」が歌えてうれしいです!」と楽曲への思いを語り、宮崎は「何年もやっていますが未だにソロは緊張します」と感想をコメント。続いて6人全員で「Teacher Teacher」「飛べないアゲハチョウ」「HA!」などの楽曲を、「SENSUALITY」らしい情熱的なパフォーマンスで魅せ、「Party is over」で本編を終了。アンコールは「ロマンス拳銃」「ウインクの銃弾」とアップテンポな2曲で盛り上げ、加藤が「またぜひ『SENSUALITY』でステージに立ちたいです! 本日はありがとうございました!」とあいさつ。最後は「Mosh & Dive」で劇場内を湧かせ、公演のラストを飾った。