“最強のメジャーリーガー”堀口恭司が激白「メイウェザー?ちょっと舐めていますよね」
体重差を気にせずオファー受諾「アホだからじゃないですか?(笑)」
――その遺伝子を受け継いでいる堀口さんは那須川天心戦(キックボクシングルール=18年9月30日、さいたまスーパーアリーナ)があったり、他にも、あまり体重差を気にせずにオファーを受けたりする。なぜ堀口恭司だけは、そういうことができるんでしょうかね?
「まあ、アホだからじゃないですか?(笑)」
――いやいやいや(笑)。
「でも、行き着く先はそうじゃないですかね」
――というと?
「アホだから、そういうチャレンジをしてみたいとも思うし。やっぱりやらなきゃ分からないこともたくさんあると思うし。プロだからって保守的になりたくないので、自分は。だからかなっていうのはありますね」
――「5キロ違えば、パンチ力が違う」のを分かった上で、それでも堀口恭司には、例えばミルコ・クロコップ戦のオファーをしたら、あっさりと「いいッスよ」って言いそうなイメージがありますよね(笑)。
「そうッスか?(笑)」
――現実論ではそんな試合があり得ないことは分かっているんですけどね。
「さすがにもし(ミルコ戦が)あったらリング上を逃げ回っていますよ(笑)。さすがに違いすぎッスよ。タックルに行くくらいじゃないですか、自分は(笑)」
――そういう堀口恭司の発想によって、かなりRIZINは助けられてきたんじゃないかと。いわゆる格闘家の発想とは少し違うので。
「どうなんですかね? 自分にはそんな気はないです」
――これは冗談ですけど、堀口恭司がいない間にRIZINが運営資金を求めたクラウドファンディングを始めたりもしたので、実は堀口恭司の責任は重いと思います(笑)。
「そんなことないんじゃないですか? 朝倉兄弟(未来&海)とか出ているし、自分がいなくても回っているじゃないですか、なんだかんだで。自分がいなくても、全然問題ないんじゃないですか?」
――いや、やっぱり堀口恭司が登場してからのRIZINは変わってきたと思いますよ。
「いや、自分の知名度なんてハッキリ言ってテレビも出ていないし、そんなにはないですから」
――知名度はそれなりにあると思うけど、やっぱり堀口恭司がいるといないとでは、少し中心核がズレるというか、軸が変わってしまうと思いますね。
「でも、それを言うのはコアなファンじゃないですか」
――仮にそうだとしても、堀口恭司の持っている「姿勢」が業界全体に与えてきた影響は大きいと思いますね。
「どうスかね? そこまで考えている人はいないんじゃないですか? ホントにコアな人しか。そこまでいないと思いますけどね」
――とはいえ、堀口恭司のマネをすれば、あそこまでなれるんだっていうお手本を示してきた部分はあったと思うんです。
「まあまあ、今の子どもには夢を持たせたいなとは思っていますね。今はこんなコロナだし。だから例えば自分の通っていた空手の道場の子とかには、自分がKIDさんからもらった夢を、与えられたらいいなとは思っていますね」