“最強のメジャーリーガー”堀口恭司が激白「メイウェザー?ちょっと舐めていますよね」
19年の朝倉海戦は「気持ちが乗っていなかった」が「負けは負け」
――今回はまず、改めて昨年の朝倉海戦(19年8月18日、ドルフィンズアリーナ/愛知県体育館)から振り返っていきたいんですけど、あれは朝倉選手の取った闘い方(カウンターを合わせる)が、最大の堀口恭司攻略法だったとして、あの方法があるってことは分かっていたんですか?
「自分が(事前に)分かっていたかってことですか?」
――そうですね。
「うーん、そこまでは分かっていなかったですね。だから、あのパンチをもらっちゃったっていう」
――あの時は、一発もらってからは記憶がない感じだった?
「そうですね。何も覚えていないですね」
――改めて考えると、あの試合の敗因はなんだったんでしょうかね?
「まあ、相手を研究していなかったってことですかね」
―一説によると、試合前にはそこまで朝倉戦への気持ちが乗っていなかったと言われています。
「まあ、気持ちが乗っていなかったっていうのもあったと思いますけど、負けは負けですからね」
――確かにそうですね。心配なのはけがの具合なんですけど、調子が良くないのはいつ頃からだったんでしょうか?
「一昨年(18年)くらいですかね?」
――18年ですか。
「腰が痛かったり、ひざが痛かったり。いろいろ(ガタが)きていましたね」
――今回の欠場の原因になった、右ひざ前十字靭帯の断裂、半月板損傷に関する異変みたいなものは、例えば一昨年の大みそかにあった、ダリオン・コールドウェル戦(さいたまスーパーアリーナ)の頃からあったってことですかね?
「いや、コールドウェル戦の前から来ていましたね」
――あ、そんな前から。そう考えると試合のない1年4か月の時間は、いいオーバーホールの時間になったと考えられますかね。
「そうですね。マイナスには捉えていないです。いい準備期間になったというか、リセットができる時間になったなあと思ってますね。自分の中では」
――今度、来日される際には2週間、隔離を推奨されるそうですけど、そこまで気にしてはいませんか?
「しないといけないと思うのでしますし、そこはルールにしたがってやろうと思っていますけどね。その中での調整っていうのは、マイク・ブラウンを初めコーチ陣も一緒にいるので、そこは問題ないと思います」
――となると、不安材料をあげるとしたら、実戦から離れていることに関する試合勘の部分が1番になりますかね?
「いや、不安はないですね、別に」
――さすがだ。
「子どもの頃からやっていることですからね。問題ないです(笑)」
――となると、今度の試合はどんな勝ち方で、何分くらいで仕留めようみたいなことは頭にありますか?
「そうですね、まあまあまあ。1ラウンドで終わることもあるだろうし、3ラウンドをフルで使って勝つこともあると思うので。そこら辺はあんまり深く考えてないですね」