筋肉モンスター対決制したストロングBJ王者は最高のナイスガイ 陽気な人柄で周囲を魅了

関本大介との「筋肉モンスター対決」を制し、BJW認定世界ストロングヘビー級王座を守りぬいた岡林裕二。これで関本に3連勝と、兄貴分を超えたと言えそうだ。

いつも陽気なストロングBJ王者の岡林裕二【撮影:柴田惣一】
いつも陽気なストロングBJ王者の岡林裕二【撮影:柴田惣一】

黒豆茶が大好物の岡林「黒豆大使になりたい」

 関本大介との「筋肉モンスター対決」を制し、BJW認定世界ストロングヘビー級王座を守りぬいた岡林裕二。これで関本に3連勝と、兄貴分を超えたと言えそうだ。

 関本も「アイツには、ちょっともう敵わない。相当、強い。闘う気持ちより恐怖心が一瞬、勝ってしまった」と完敗を認めた。

 大日本プロレス25周年大会(11・23大阪府立体育会館第一競技場)を「いろんなことがあった25周年。これから、30周年、35周年と突き進みます」と、大日本の大黒柱らしいマイクアピールで力強く締めくくった岡林。その手を関本が高々と差し上げた。「エース交代」を思わせる光景だった。

 とはいえ、関本は「今日は負けた。でも、何度でも立ち上がる」と、簡単には引き下がるつもりはない。岡林も「関本さんはまだまだ進歩している。これらも切磋琢磨して、大日本はどんどん上がっていく」と、憧れの存在を称えた。組んで良し、闘って良しの2人。
この日の対戦も名勝負だった。

 大声を出せないコロナ禍の会場で、拍手が大爆発。「頂上決戦」を見届けた観衆も満足げだった。

 これから、名実ともに大日本のストロングBJの先頭に立つ岡林だが「毎日、いい子にしています!」と胸を張る。

 黒豆茶が大好物の岡林。「香ばしくていい。おいしいし、健康にも良い」とお気に入り。神谷英慶が長年「ナボナ大使」を務めているが、岡林は「黒豆大使になりたい」というほどだ。

 ところが、岡林が行く時に限って、ファミレスのドリンクバーに黒豆茶がない。日替わり茶のコーナーはいつもジャスミン茶や健康茶などで、1度も黒豆茶を飲んだことがないという。

「私はかなりの確率で黒豆茶に当たりますけどね」と言う知人に「何で俺は飲めないんやろ」と首をひねる岡林。「いい子にしてないからじゃない?」という何気ない言葉を、純粋な岡林は真に受けた。「え、いい子にしてないから?」と、落ち込んでしまった。

次のページへ (2/3) 我が子に出会って「この子のために頑張るという気持ちがよく分かった」
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