日曜劇場で「日本沈没」を新たに描く 主人公は小栗旬、香川照之ら共演で“演技合戦”に注目
小栗旬「キャスト・スタッフ全力で希望を持って真摯に作品に向かっていきます」
出演が決定した小栗ら5人のコメントが届いた。
小栗は「『日本沈没』という未だかつてない困難に立ち向かっていく作品です。ただでさえ苦しい環境の中、この題材は非常に難しいお話ですが、その中でも“希望”と“人間の強さ”を届けられるよう、自分を含め、キャスト・スタッフ全力で希望を持って真摯に作品に向かっていきます」と意気込んだ。
松山は「まだ全ての台本が手元に無いのでどんな話になるのか分かりませんが、想定外の国の危機に日本人はどう立ち振る舞っていくのか、どう助け合っていくのか、どんな答えが出るのか、楽しみです。客観的に国のこととそこに生きている自分自身を見つめ直すきっかけになる作品になると思います」とコメント。杏は「日本沈没というどうしようもない自然の脅威にどう立ち向かうかというキャラクターたちの姿は、今の混乱の世の中で戦っている皆様と近い気持ちで共鳴し合えるのかなと思っています」と思いを寄せた。
仲村は「僕が演じる東山首相は、物語のはじめは一国のリーダーとしてはやや弱く甘い男に見えますが、逆風の中、上り坂を登った足に力がつくように、最終回を見た人たちに、困難な状況の日々でもあきめず前を向いて歩き続けた人間の未来には少し強くなった新しい自分がいる、というような希望を感じていただけるように全力で頑張ります」と役作りについて語った。
香川は「政府側の海洋環境改革方針に対し、独自の理論で徹底的に異論を唱える頑固な博士の役です」と説明。「ドラマの原作は何十年も前のものですが、環境破壊問題はいま別の形でこの地球を襲っています。その意味でもわれわれには、未来まで持続可能な環境への取り組みが不断に求められている。日本が沈没するという、かつては荒唐無稽と思われたテーマを通して、地球が現在抱えている多くの課題を、改めてこのドラマで訴えていきたいと思っています」と力を込めた。