日曜劇場で「日本沈没」を新たに描く 主人公は小栗旬、香川照之ら共演で“演技合戦”に注目
TBS系の日曜劇場で、2021年10月期から「日本沈没―希望のひと―」(毎週日曜午後9時)が放送されることが決定した。原作は1973年に刊行された小松左京による不朽の名作「日本沈没」。“究極の人間ドラマ”の主人公・天海啓示を演じるのは小栗旬だ。香川照之、松山ケンイチ、杏、仲村トオルの豪華キャスト出演も決まった。
2021年10月期から「日本沈没―希望のひと―」が放送 香川照之、松山ケンイチ、杏、仲村トオルが集結
TBS系の日曜劇場で、2021年10月期から「日本沈没―希望のひと―」(毎週日曜午後9時)が放送されることが決定した。原作は1973年に刊行された小松左京による不朽の名作「日本沈没」。“究極の人間ドラマ”の主人公・天海啓示を演じるのは小栗旬だ。香川照之、松山ケンイチ、杏、仲村トオルの豪華キャスト出演も決まった。
「日本沈没」は、74年に同局でテレビドラマ化がされているが、それ以降もドラマのみならず映画やアニメ、漫画などさまざまな形で語り継がれてきた。刊行から48年の時をへて、大きくアレンジを加えて新たに制作される今作は、主人公を含めオリジナルキャラクターが登場。2023年の東京を舞台に、今だからこそ描くべき物語。沈没という目に見えない危機が迫る中で、「見出していく希望」をテーマに描いていく。
主人公を演じる小栗は、2010年主演の日曜劇場「獣医ドリトル」以来、11年ぶりに日曜劇場に戻ってくる。小栗が今作で演じる天海は、目的のためには手段を選ばず、時には強引な手法で政策を推し進めてきた野心家の環境省官僚。各省庁の次代を担う精鋭たちを招集した“日本未来推進会議”に環境省代表として参加している中、日本地球物理学界の異端児・田所博士の“ある暴論”を通し、日本が未曾有の事態へと追い込まれていく運命に巻き込まれていく。
天海と同じく“日本未来推進会議”に経産省代表として参加している常盤紘一を演じるのは松山ケンイチ。週刊誌の女性記者・椎名実梨役には、凛とした強いまなざしと親しみやすい笑顔が印象的な杏が決定した。杏は、小栗とは今作が初共演となる。また、“日本未来推進会議”を発足した張本人であり、誠実さが売りで国民からの支持率が高い総理大臣・東山栄一を仲村トオルが演じる。
そして、原作でも重要な鍵を握る屈指の人気キャラクター、田所雄介を演じるのは香川照之だ。日曜劇場「半沢直樹」での熱演が記憶に新しい香川は、今作で日曜劇場出演11回目。小栗とは映画「キサラギ」以来、14年ぶりの共演となる。常に周囲を翻弄する曲者・田所と、天海はどう対峙していくのか。小栗率いる日本を代表する俳優たちの“演技合戦”にも注目だ。