打倒新日本を掲げたスターダム 木谷オーナーは”夢物語”を一蹴
女子プロレス団体のスターダムは28日、都内で会見し、ブシロードグループ傘下となる12月1日からの新体制について概要を発表した。
「目指せ!新日本プロレス超え」「女子プロレスをもっとメジャーに」
女子プロレス団体のスターダムは28日、都内で会見し、ブシロードグループ傘下となる12月1日からの新体制について概要を発表した。
会見には、スターダムの木谷高明オーナー、ロッシー小川エグゼクティブプロデューサー、ブシロードファイトの原田克彦代表が登壇。「目指せ!新日本プロレス超え」、「女子プロレスをもっとメジャーに」の2つのスローガンを掲げた。
木谷オーナーは「新日本超えは夢物語だと言われるかもしれないが、あらゆるスポーツが男女半々となりつつあるのが昨今の流れ。世界のマーケットを考えればナンバーワンになる可能性は十分あると思っている」とコメント。まずは大掛かりなプロモーション展開やテレビ番組などで“偶然知ってもらう”ことを狙うという。
また、新規ファン、特に女性ファンの獲得には力を入れるとし、SNSのさらなる活用やレディースシートの導入といった施策を行っていくことを表明。また、声優の相羽あいながスペシャルサポーターに就任し、テーマ曲の歌唱などで幅広い層に団体をアピールすることになった。
一方、12・24後楽園ホール大会でのタイトルマッチ調印式が実施され、ワンダー・オブ・スターダム王者の星輝ありさと挑戦者の小波、ワールド・オブ・スターダム王者の岩谷麻優と挑戦者の花月が登場。新体制後、初のタイトルマッチに向け、激しい火花を散らした。
また、恋愛リアリティー番組「テラスハウス」への出演で知名度上昇中の木村花は、アイスリボンからの退団で物議を醸した“お騒がせレスラー”ジュリアを「SNSで退団・移籍を発表するなんてこっちが迷惑している」と挑発。取っ組み合いの乱闘を繰り広げ、後楽園大会での一騎打ちが決定した。
すでに国内では1人勝ち状態の新日本と同じ、ブシロード傘下として新たな船出を迎えるスターダム。女子プロレスというコンテンツを、どれだけメジャーな存在に押し上げていけるかに注目が集まる。