那須川天心VS亀田興毅…オヤジ対決にも注目
キックボクシングの那須川天心(20)とプロボクシング元世界3階級制覇王者の亀田興毅(32)が5月21日、都内で「AbemaTV1000万円シリーズスペシャルマッチ」(6月22日開催)の調印式を行った。
6・22「AbemaTV1000万円シリーズ」調印式
キックボクシングの那須川天心(20)とプロボクシング元世界3階級制覇王者の亀田興毅(32)が5月21日、都内で「AbemaTV1000万円シリーズスペシャルマッチ」(6月22日開催)の調印式を行った。
黒のサングラス姿で登場した興毅は「正直この前の企画を見ていたが、意外と強い。なめとったらあかんなと。ボクシングのレベルも高い。このままだったらリスクがあるから、しっかり鍛えとかないかんなと思う」とした上で、コンディションについては「禁酒せなあかん。引退してからずっと飲んでいる。オヤジにも『気をつけろよ』と言われている。ハイボールが恋しい。プロである以上、それなりの体を作ってリングにあがらないと。ボクシング界の人間として、はずかしくない試合をしないといけないと思っている」と話した。
対する那須川は「やるからには挑むという形で、全力で倒しにいきたい。対策を練って準備を進めていきたい」と応じた。興毅の印象について「若いころの亀田選手をみていた。(この日の会見で)色々言われるかなと思ったら、紳士の方だった」と話すと、興毅は「もう、俺もおっちゃんやで」と笑わせた。
今回の一戦について、次男・大毅からは「兄ちゃん、やめとけ」と言われたという興毅。この日の会見前には、父・史郎氏に電話をして「会見を一緒にやろう」と依頼したら、史郎氏からは「俺、バーベキューがあるから」と断られてしまったという。それでも、興毅は「これが最後のリングだと思っている。オヤジにセコンドについてもらおうかなと思っている」と明かした。
那須川も幼少のころから、父・弘幸氏に鍛えられ、キックボクシングの世界で頂点にのぼりつめた。5月18日の試合でも、弘幸氏が寄り添っていた。6月22日の試合では、熱血漢の“オヤジ対決”にも注目が集まりそうだ。
試合は那須川に興毅が挑む形で、那須川をKOできれば、興毅が1000万円を獲得する。そのほかのルールについて、調印式に同席したAbemaTV制作局長の藤井琢倫氏は「安全面に配慮したAbemaTV特別ルールで実施する予定です」と説明した。