東山紀之、「大岡越前」で1人2役 新鮮な役にやりがい「表裏一体を演じられた」
少年隊の東山紀之が主演するNHKBS新春時代劇「大岡越前スペシャル~初春に散る影法師~」(元日放送、午後9時)の放送決定取材会が22日、東京・渋谷の同局で行われた。
室龍太絶賛「カメラが回ると切り替えがすごく速い」
少年隊の東山紀之が主演するNHKBS新春時代劇「大岡越前スペシャル~初春に散る影法師~」(元日放送、午後9時)の放送決定取材会が22日、東京・渋谷の同局で行われた。
江戸南町奉行・大岡忠相(ただすけ)の人情味にあふれた裁きを描く名物物語で、2013年からスタートした東山主演シリーズのスペシャル時代劇第3弾。今回の見どころは何と言っても東山の1人2役だ。哀れな遊女の復讐のために刃を振るう余命いくばくもない剣鬼に立ち向かう忠相。瓜二つの2人が一騎討ちを披露するシーンが最大の見せ場となっている。
スーツにネクタイ姿で登壇した東山は会見場所となったスタジオについて「紅白歌合戦の際の控室がここだったので思い出があります」と懐かしそうに切り出し、「(同シリーズでは)初めて1人2役という新鮮な役をいただきました。ぼくとぼくが闘うややこしさはあったけど、表裏一体を演じられた。新春にふさわしい感動劇になっていると思います」と笑顔でPR。また、シリーズ2回目の共演となる関西ジャニーズJr.の室龍太の同心役について「演出側から厳しい指導を受けたようですが、新風を吹かせてくれた。たくさんの人に見てほしい」と期待した。
今回、室は鼻炎を持つ同心という役どころ。「実家が京都撮影所の近くにあって時代劇に出たいという気持ちが芽生えてきました」と明かす一方、しきりにくしゃみをするシーンについて「緊張もあってうまくできなかった。くしゃみをしに行っている感じ。そこが反省点です」と正直に振り返った。東山は「くしゃみと言ったら加藤茶さんだろう?」とお手本を提案。すかさず室は「YouTubeで加藤茶さんのくしゃみを研究したい」と意欲を見せた。また、大先輩の東山の演技力については「カメラが回ると切り替えがすごく速い。プロです」と尊敬の眼差しを向けていた。
一方、この1年の振り返りと来年の抱負を聞かれた室は「今年はコロナもあって吸収の年でした。来年は吸収したものを出せるようにしたい」と飛躍を誓った。東山は「『大岡越前』は自身を見つめなおす要素が多い物語。良き日本を取り戻すためにも見ていただきたいです」と呼びかけた。