【気になる人】結城モエ 今年に入って一気にドラマ5本 将来の大物女優が明かす素顔とは

最近、テレビでよく見かけるが、どういう人なの? という人物の素顔に迫るインタビュー企画【気になる人】。今回は女優の結城モエ(26)。今年すでにテレビ東京系「越境捜査」、日本テレビ系「ギルティ」、テレビ朝日系「ドクターY 外科医・加地秀樹」、TBS系「恋する母たち」と、特番、連続ドラマ合わせて4本に出演し、12月にはNHKBSプレミアム「新十郎探偵帖」と時代劇にも挑む。着々と人気女優への階段を上っている結城の素顔を探った。

今年に入って人気急上昇中の結城モエ【写真:山口比佐夫】
今年に入って人気急上昇中の結城モエ【写真:山口比佐夫】

幼い頃から芸能事務所に注目されて多くのスカウトの声

 最近、テレビでよく見かけるが、どういう人なの? という人物の素顔に迫るインタビュー企画【気になる人】。今回は女優の結城モエ(26)。今年すでにテレビ東京系「越境捜査」、日本テレビ系「ギルティ」、テレビ朝日系「ドクターY 外科医・加地秀樹」、TBS系「恋する母たち」と、特番、連続ドラマ合わせて4本に出演し、12月にはNHKBSプレミアム「新十郎探偵帖」と時代劇にも挑む。着々と人気女優への階段を上っている結城の素顔を探った。

「気付いたら、たくさん出演させていただいていました。全部違うキャラクターです。新米刑事、ドロドロの恋愛をする新入社員、続いて秘書、今の『恋する母たち』は初の30代の役。全然違う役をこの1年でやらせていただき、それがすごく楽しいです」

 役作りも大変なはずだが「楽しい」ときっぱり言う姿に将来の大物女優と予感させる。2018年に篠山紀信氏の撮影による大胆なショットの写真集が発売となった。当時は撮影前の心境を「怖い」「不安」と明かしていた。今の結城にそんな言葉を発する弱さを感じない。篠山氏との仕事は結城に何か影響を与えたのか。

「仕事に向かう覚悟は持てたかなと思います。仕事にかかわったスタッフ全員が、1枚の写真に対し、一番、美しく見えるにはどうしたらいいのか、とことん考えて臨んでいました。それぞれが本当に深く考えた上で現場に来て、真剣に向き合って1つの作品が生まれる。女優の仕事でも台本を読む段階から自分の中でいろんなパターンを考え、いろんな形でやってみて、現場で監督と話して演じています。丁寧に仕事をする心構えは、あの時のおかげ」

 デビューは慶大のミスコンでファイナリストになったことがきっかけ。そもそも、なぜ女優になりたいと思ったのか。

「小さい頃からプロダクションの方にスカウトしてもらうことが多く、物心ついてからもいろんな方に声をかけていただきました。私の場合は学業を優先していたので、すぐに芸能活動をするつもりはなかったのですが、芸能の世界をすごく近くに感じていました。いつかやるのかなと。そして人の感情に触れる仕事は、すてきだなというのは私の中にあって。繊細になっている時に映画やお芝居を見ると自分にダイレクトに影響を与えてくれることが多いと思っていました。芸能の仕事をやるなら人の感情を動かせる女優の仕事がいいなと」

 女優の魅力を今、どう感じているのか。

「時間をかけて真剣に取り組んだことが作品という形でちゃんと目に見え、自分で受け取ることができる。すてきだなと思います。難しいシーンほど楽しいです。プレッシャーも大きいほど並行して楽しさも増えます。昔から何をしていても、大変だと思うことがあまりないです(笑)。やりたいことをやっているというので、うれしいと思う方が強いです」

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