【VIVANT】平山祐介、和田の最期に懸けた覚悟 体重約100kgから75kgまで減量“別班作り”の裏側
俳優の平山祐介が、TBS系連続ドラマ『VIVANT』(日曜午後9時)で演じた別班員・和田貢の壮絶な最期や、主演の堺雅人との撮影秘話を明かした。乃木憂助(堺)との対面シーンでは、堺の言葉に涙をこらえていたことを振り返った。

堺雅人との対面シーンで込み上げた感情を告白
俳優の平山祐介が、TBS系連続ドラマ『VIVANT』(日曜午後9時)で演じた別班員・和田貢の壮絶な最期や、主演の堺雅人との撮影秘話を明かした。乃木憂助(堺)との対面シーンでは、堺の言葉に涙をこらえていたことを振り返った。
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同作は、乃木らが所属する自衛隊直轄の非公認組織「別班」が登場する物語。平山演じる和田は、第1シーズンで乃木に撃たれて病院へ搬送され、第2シーズンでは拉致されるなど、過酷な運命をたどってきた。
台本で和田の最期を知った際、平山は別班員としての存在意義を受け止め、和田の見せ場をどう表現するかに集中して撮影に臨んだという。
役作りでは、直前の仕事で約100キロあった体重を、第1シーズンの84~85キロからさらに落とし、75~76キロ前後を目標に設定。十分に食事を取れない和田の状況を表現するため、体作りに取り組んだ。
また、堺との撮影では、息絶えた和田に乃木が駆け寄るシーンが強く印象に残っているという。堺から「よく耐えたな、立派だ」「日本に帰るぞ」と声をかけられた際には、思わず涙がこぼれそうになったことを明かした。
――台本で和田の最期を知った時、率直にどのような感想を持ちましたか?
「台本全体を通してみると、第1シーズンで(乃木に)撃たれて病院へ搬送され、今度は拉致されてという流れだったので、『あ、またこんな感じか』と正直思いました(笑)。『別班員らしい活躍ができる場はないのかな』『いよいよ見せ場があるんじゃないか』という期待も少しありましたから。でも、これが『VIVANT』における我々、別班の存在意義なんだと受け止めました。
それに、1人だけ最期を迎えるところまで台本にしっかりと描かれていました。和田としての見せ場は『ここだな』と感じたので、それをどう表現できるかだけに集中して撮影現場にいようと決めました」
――和田を演じるにあたり、どのように役作りに向き合いましたか?
「直前の仕事で体をかなり大きくしていて、ほぼ100キロあったんです。第1シーズンの和田が84~85キロ程度でしたし、今回はろくに食事も取れない設定なので、目標を75~76キロ前後に設定して体を作っていきました。なかなかハードでしたが、『よし、やるか』という気持ちでした。
それは単なる役作りというより、“別班作り”のような感覚でした。自分は不器用なタイプなので、実際に苦しい状況に身を置いたほうが、現場でもいい仕事ができると思ったんです。そこからは毎日、体と気持ちを作る日々でした」
――乃木と息絶えた和田が対面するシーンには強く引き込まれました。堺さんと対峙しての印象を教えてください。
「息を止めて体も一切動かしてはいけない。『用意、スタート』がかかってからは、少しの“動”の気配も出さず、完全に息絶えている静寂を作っていました。
そんな中、乃木さんが入ってくる足音が聞こえてくるんです。音を聞いているだけで、乃木さんが和田を見つけて、何かしらの感情を抱きながら駆け寄ってくるのが伝わってくるんです。歩いてくる空気感そのものに、乃木さんの感情がものすごく乗っているんです。
目の前で止まり、『よく耐えたな、立派だ』と言われた時は、思わず素の自分に戻りそうになるくらい胸が熱くなりました。さらに近寄って『日本に帰るぞ』と言われた瞬間は、危うく涙がこぼれそうになって…それを我慢するのが本当にしんどかったです。
死んでいる和田としては無心でいられるはずですし、もちろん息は苦しいんだけど、不思議と平気なんですね。でも役者としての自分は『早くカットがかかってくれないかな』と思いつつ、『この空気のまま、ずっと乃木さんに抱かれていたい』とも思っている。真逆の感情がせめぎ合っていました。
カットがかかった後は、苦しさというより、乃木さんの思いが一気に流れ込んできた感覚で少しフワフワしていました。しかも堺さんは、撮影が終わると自ら縄を外すのを手伝ってくださるんです。同じ作品を背負う役者仲間としての堺さんへの信頼や感謝と、同じ別班員を演じる乃木と和田の関係性が重なって、一緒に仕事をさせてもらえて良かったなと感じました。気持ちが昇華していくというか、そんな感覚がありましたね」
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