【LOST10】「全員怪しいですからね」疑惑の人物演じる中村アン、考察ポイントのキーワードとは

俳優の中村アンが出演するTBS系連続ドラマ『LOST10』(金曜午後10時)の第2話が、23日に放送される。初回ラストの急展開で、大きな注目キャラクターとなっている中村のオフィシャルインタビューが届いた。

『LOST10』に出演する中村アン【写真:(C)TBSスパークル/TBS】
『LOST10』に出演する中村アン【写真:(C)TBSスパークル/TBS】

『LOST10』の壮大なスケールに驚き――亜矢という人物をどう捉えた?

 俳優の中村アンが出演するTBS系連続ドラマ『LOST10』(金曜午後10時)の第2話が、23日に放送される。初回ラストの急展開で、大きな注目キャラクターとなっている中村のオフィシャルインタビューが届いた。

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 本作は北海道の壮大な大地を舞台に、登山ツアー中に起きた遭難事故「支樺岳事件」をきっかけに物語が絡み合っていくヒューマンサスペンス・エンタテインメント。“すべてを疑え”をテーマに、10人のキャラクターを軸にした謎が次々に展開していく。脚本・奥寺佐渡子氏、監督・塚原あゆ子氏、プロデュース・新井順子氏という『最愛』『Nのために』などを世に送り出してきた制作陣が手掛ける。

(※以下、ドラマの内容に関する記述があります)

 16日に放送された第1話では、支樺岳でツアーガイド1名と参加者5名の遭難事故が発生。北海道の所轄刑事で強い正義感と出世欲とは裏腹に、大きな事件の起きない田舎の警察署で燻っている主人公の小駒(横浜流星)が対策本部に到着すると、遭難者一覧に中学時代に教育実習生として出会った亜矢(中村)の名前を見つける。

 遭難者を無事に救助するため、生存確率が急激に低下する「72時間の壁」のタイムリミットに焦りを覚えつつ、警察や消防らが必死の捜索を続ける中、ツアー客の1人で飲食店経営者の二階堂(金子昇)が遺体で発見された。妻・ハルネ(斉藤由貴)の早すぎる死亡保険金請求により、フリーの保険調査員・直(小栗旬)が調査を開始。夫を亡くしたばかりのハルネを問い詰める直の態度に、小駒は強く反発する。

 その後、ツアーガイドの田畠(飯豊まりえ)が重体の状態ながら発見され、小駒がけがで動けなくなっていた亜矢を見つける。捜索が続く中、二階堂の遺体から睡眠薬が検出された。しかも、ツアー参加者たちの山岳保険金の受取人に亜矢が指定されていたことが判明し、単なる遭難事故ではない不穏な展開で幕を閉じた。

 中村自身、一気に疑惑の人となった亜矢という人物をどう捉え、どんなことを意識して役に向き合ったのか。また、横浜との再共演や北海道ロケでのエピソード、5年ぶりとなる塚原監督・新井プロデューサーとの再タッグについても語った。

――台本を読まれた際、どんな印象を持ちましたか?

「壮大なスケールで描かれるヒューマンサスペンスで、登場人物たちがどのように絡み合い、物語が展開していくのか……。一言で表現するのは、すごく難しい作品だなと思いました。

 私はいつも、最初に台本を読んだ段階では、自分が演じる役柄をつかみきれないこともあるので、役への理解を深めるためにも、今回も何度も読み返しました。

 新井さんと塚原さんが手掛ける作品ということもあって、いろいろな考察が生まれる作品になるのではないかなと思います」

――亜矢という役柄について、どのように捉えていますか?

「亜矢は、普段は仕事をきっちりこなすタイプで、人とのコミュニケーションはどちらかというと控えめな性格です。一方で、植物が大好きで、登山が趣味という一面もあります。そういった設定からも、役を考える上でヒントをもらいました。

 自然は、話しかけなくても、そこにあるものを感じるだけで心が癒やされますし、自分自身と向き合うこともできる。自然の中でリフレッシュして、『また月曜日から頑張ろう』と思えるのではないかと想像しています。そう考えると、登山ツアーへの参加も、亜矢にとっては趣味の一環だったのだと思います」

――塚原監督から、亜矢を演じる上でリクエストされたことはありますか?

「“陰キャ”ということですね。ただ、“陰キャ”といってもいろいろなタイプがあると思うので、そこだけを考えすぎてしまうと、私自身も分からなくなってしまう。だからこそ、まずは亜矢の性格の軸を考えて、控えめで、自分の仕事を淡々とこなし、生徒や植物を大切にしている人だということを意識しています。

 それから、私は普段、首を結構動かしてしまうんです。人の話を聞いていると、よく相づちを打つタイプで、それが癖として出ないよう、そういった細かい部分にも気をつけるようにしています」

北海道での撮影を振り返った【写真:(C)TBSスパークル/TBS】
北海道での撮影を振り返った【写真:(C)TBSスパークル/TBS】

横浜流星との再共演、北海道ロケで感じた撮影現場の一体感

――横浜さん演じる小駒と再会するところから物語が動き出しました。亜矢にとって小駒はどんな存在だと思われますか? また、これまでにも共演歴のある横浜さんとの撮影はいかがですか?

「小駒くんは大切な教え子で、彼にとって亜矢は、すごく大切な時期に自分を救ってくれた恩人でもあるのかなと思います。

 横浜さんとは、今回あまり役柄について話していないのですが、日曜劇場『DCU』のときにも助け合うような間柄を演じていたこともあって、すごく信頼しています。今回は物語も2人の関係性も違うので、また新しい雰囲気で楽しくご一緒できています」

――北海道での撮影はいかがでしたか? 印象に残っているエピソードがあれば教えてください。

「本当に素晴らしかったです。画のスケールが壮大で、びっくりしました。実際に行ってみると緑の色もすごく違いました。

 遭難するシーンでは、人って体が冷えてくると、自然と言葉数も少なくなっていって、『実際にこういう状況になるんだろうな』と感じました。土に埋もれたり、倒れたまま少し待つ間に空を見上げたりすることも、普段はなかなかない経験なので、役を演じる上でも貴重な体験になりました。

 山は天候が変わりやすく、『今日の撮影はなし』と急になる日もありました。そういう時間に皆さんといろいろ話すことができて、それはそれでいい時間だったなと思います。

 登山ツアーメンバーでご飯を食べたりもしたのですが、本当のツアーと一緒で、最初は初対面のようなところから始まって、徐々に親交を深めていき、『こういう人なんだ』『普段こういうことを思っているんだ』と分かっていく過程も、すごく良かったなと思います」

新井P&塚原監督と5年ぶりの再タッグ――「全員怪しい」『LOST10』の見どころ

――新井プロデューサー、塚原監督と5年ぶりにご一緒されて、いかがですか?

「『着飾る恋には理由があって』では、私が30センチぐらい髪の毛を切って挑んだ大切な作品なので、もう一度同じ制作チームとご一緒できるというのは、すごくうれしいです。

 信頼する素敵なチームの皆さんと、素晴らしい作品の一員になれたことを本当に幸せに思います」

――最後に、本作の見どころと、放送を楽しみにしている視聴者の皆さんへメッセージをお願いします。

「まずは、北海道の壮大な景色を楽しんでいただきたいです。そして、『何が起こってくるんだろう』というところも。あまり前情報を入れず、シンプルに見ていただきたいなと思います。

 全員怪しいですからね。登山ツアーをきっかけに、さまざまなことが派生して、発見したり、失ったり、見落としていたり……。“ロスト”という言葉に、物語の中で何が隠れているのか。そこがポイントだと思います。

 きっと考察合戦が止まらないんじゃないかなと思いますし、すごく大切な、人の心情がたくさん描かれているので、そこにも注目していただきたいです」

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