雛形あきこ、48歳で水着グラビア“解禁”の真意 「メロい」追求の先に「自然に入っていた」

俳優の雛形あきこが、22年ぶりとなる写真集『三原色』(主婦と生活社)を10月16日に発売する。バラエティーやドラマなど幅広いジャンルで活躍を続ける中、20歳以降封印していた水着グラビアも“解禁”。集大成となる一冊に込めた思いを聞いた。

インタビューに応じた雛形あきこ【写真:舛元清香】
インタビューに応じた雛形あきこ【写真:舛元清香】

 俳優の雛形あきこが、22年ぶりとなる写真集『三原色』(主婦と生活社)を10月16日に発売する。バラエティーやドラマなど幅広いジャンルで活躍を続ける中、20歳以降封印していた水着グラビアも“解禁”。集大成となる一冊に込めた思いを聞いた。(取材・文=小田智史)

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――雛形さんが写真集を出すのは、2004年9月以来22年ぶりになります。オファーを受けた時の感想を聞かせてください。

「1年近く前に、『写真集を作りませんか』とストレートにお話をいただきました。当初はどんなものになるかも分からなかったのですが、『ar』さんは女性の方たちに向けた雑誌。今まで男性目線のグラビアや写真集が中心だったので、今回女性目線で作る写真集は初挑戦でした。今チャレンジすることに意味があるものなのかなと思って、即決でお受けさせていただきました」

――即決の決め手は何でしょうか。

「このタイミングで出すのであれば、せっかくなので新しいものがいいし、自分がこれまでやってきたもの以上、そしてそれ以外の部分も出せる可能性があると感じました。今、自分が出来ることを全てやった一冊になったと思います」

――前作当時は26歳。写真集はもう出さないと思っていましたか。

「20歳で水着をやめていて、前回が26歳だったので、写真集も(年齢的に)大体それぐらいなのかなと勝手に思っていました。当時でも、結構年齢がいっている方だと自分的には思っていて、たぶんもう出すことないんじゃないかなと思っていました。なので、自分の中でも今回はチャレンジですし、大切な1冊にしたいと考えています」

――今作は、色気を放つ大人の女性っぽさから、少女のように無邪気にはしゃぐ笑顔まで、幅広く収められています。『ar』の女性目線で作ったグラビアの感想は。

「同性が見ていいと思うのはもちろん、すごくナチュラルでいられた部分がたくさんあります。今まではすてきな写真なんだけれど、決めて撮ったポーズ、決めて撮った表情が圧倒的に多くて、時代的にもそれが求められていました。でも、年を重ねてたくさんのことを経験したからこそ、自分の内面が出て、ナチュラルなものがすてきな写真になるということを、今回女性目線で引き出していただけたと思います」

――20歳以降は封印していた水着グラビアも解禁され、写真集では磨き抜かれたボディーがのぞく大胆な水着カットもあります。

「水着を解禁しようと思ったのではなく、『メロい写真集を作りたい』と言っていただいた中で、自分が今やりたいことを全部詰め込んだ結果、その一つに水着があっただけという感覚です。20歳からずっと水着を着ていなかったんだと後から思うぐらい、自然に入っていました。水着やランジェリーも自分の肌に合うものだったり、サイズ、生地、柔らかさ……を全部細かく言って、それを集めてきていただいてフィッティングまでして、全部用意した状態で撮影に挑みました。この1冊にいろんな私が詰め込まれてる気がします」

22年ぶりに写真集を発売する【写真:舛元清香】
22年ぶりに写真集を発売する【写真:舛元清香】

筋肉をつけつつ大切にした「丸み」

――写真集へのご家族の反応は。

「(26歳の)娘はまだ形になったものを見ていないんですが、オファーを受ける時に『いいんじゃない!』と言ってくれました。今までやってこなかったこと、今だからできることが詰まっているので、年齢を重ねて今やることのチャレンジも含めて、主人(俳優の天野浩成)は『かっこいい』と言ってくれます。写真集のためにボディーメイクもしました」

――具体的にはどのようなボディーメイクを。

「体重を落としたというより、筋肉をつけた感じです、筋トレをしたりピラティスに行って、胸とかお尻に丸みはあるんだけれど、ウエストとか締まっているところはちゃんと締まっている体に仕上げました。撮影までの約半年間トレーニングを続けた中で、体が変わってくると本当にうれしくて(笑)。今回のことが自分の自信にもなっているので、これで終わりではなく、筋トレはずっと続けていくつもりです。ただ、下半身のトレーニングは、つらいのと結果が出にくくて永遠に好きになれないです(苦笑)」

――「今までやってこなかったこと」で今回挑戦していることを挙げるとしたら。

「ランジェリーもそうですけれど、結構攻めてる写真もあります。そういうことも、自分の中ではチャレンジではあって。どうせやるんだったら、今出せる、自分が出来ることを全部詰め込んだっていう感じです」

――雛形さん自身が思う自分のチャームポイントは。

「昔は大人っぽく見せたい、きれいに見せたいという気持ちが先行していました。もちろん、『求められるものはこれ』という感じで決まっていたところがありましたし、胸をメインに取り上げられることが多かったです。ただ今回は、胸やお尻もそうですし、背中にしても、お腹にしても、体のパーツ、造形、全てが見どころだと自信を持って言える1冊になっていると思います。そこが年齢を重ねて変わったところでもあるし、逆に自信を持てるようになりました。チャームポイントは難しいですが、女性から見た女性らしさみたいなものが出てきたと感じています」

――今回は「色気を放つ、大人のオンナっぽさ」もテーマの一つですが、雛形さんが考える女性の色気とは。

「南の島でかっこよく胸を強調して、元気に撮影した写真ではなく、どちらかというと、日常の中で決めすぎず、肌を露出していてもどこか隙があるような感じが大人の女性らしさが出てくる気がしますし、身近なエロスが見え隠れする感じが色気なのかなと思います」

自己採点は「200点」と」語った【写真:舛元清香】
自己採点は「200点」と」語った【写真:舛元清香】

年を重ねるのは「すてきなこと」

――今年48歳となりましたが、今言われると一番うれしい言葉は。

「今回の写真集の撮影で、皆さんが『うわー、それかわいいー!』と言いながら撮ってくれたんです(笑)。10代のグラビア撮影の時は、カメラマンさんが真剣に『いいね、いいね』というくらいで、“黄色い声援”みたいな言葉を発する男性誌の人なんて1人もいなくて、すごく静かでした。『ar』の女性陣がいてくださったこともあると思いますが、こんなにしゃべってくれるんだ、盛り上げてくれたので、素直にうれしかったです。この年齢になって『かわいい』と言われながら写真を撮られることなんてあんまりないですから(笑)」

――今回の写真集を自己採点するなら何点ですか。

「自分がやりたいと言ったものは全部反映できました、皆さんが集まってくださって、それ以上のものができたと思うので100点満点で『120点』と一度は思ったんですが、皆さんの力が20点だとは思わないと感じて、私と同じぐらいの熱量で頑張ってくださったので『200点』です! 理想以上の仕上がりになりました。今回、お尻を鍛えたつもりだったんですが、腹筋を褒めていただけることが多くて、腹筋を推していこうかなと(笑)。昔はあまり引きの写真がなかったので、結構引き気味のグレーのランジェリーを着た腹筋が分かるカットがお気に入りです」

――ファンの方には今回の写真集をどのように見て欲しいですか。

「年齢を重ねた今もすごく楽しそうだな、きれいだなと感じていただけたらうれしいです。男性で言えば『イケオジ』という言葉があるのだから、年を重ねるのもすてきなことだし、きっと前向きに、未来が楽しくなるはずです。私自身、10代の頃は大人っぽく見られたかったのですが、今はもう“本当の大人”になったので(笑)、大人でいることがすごく楽しそうに見えたり、自信がある人間でありたいと思います」

□雛形あきこ(ひながた・あきこ)1978年1月27日、東京都出身。14歳から芸能活動を始め、グラビアアイドルとして人気を博したのち、1992年に俳優デビュー。94年にフジテレビビジュアルクイーンに選ばれ、96年には第33回ゴールデン・アロー賞グラフ賞を受賞した。ドラマなどで活躍する一方、人気バラエティー番組『めちゃ×2イケてるッ!』では22年にわたってレギュラーとして出演。現在もドラマ・映画・舞台など幅広く活躍している。身長164センチ。

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