出演作相次ぐ濱尾ノリタカ、ひたむきに芝居に向き合う日々「調子に乗れる時はこない」
俳優の濱尾ノリタカ(26)が、10月2日スタートのテレ東系ドラマ『まめとむぎ』(金曜深夜0時12分)に出演する。キャリアも夢も恋も失った元ファッション誌編集者・清水麦(齋藤飛鳥)が、居酒屋「大豆堂」を営む米田まめ(富田望生)と出会い、発酵料理や人々との交流を通して、自分らしい生き方を見つけていく物語。本作で濱尾は、まめの幼なじみで喫茶店を営む椎名種を演じる。2026年は3クールで地上波連続ドラマにレギュラー出演するなど活躍が続く彼に、試行錯誤を重ねる芝居への向き合い方について聞いた。

『まめとむぎ』では喫茶店を営む椎名種を演じる
俳優の濱尾ノリタカ(26)が、10月2日スタートのテレ東系ドラマ『まめとむぎ』(金曜深夜0時12分)に出演する。キャリアも夢も恋も失った元ファッション誌編集者・清水麦(齋藤飛鳥)が、居酒屋「大豆堂」を営む米田まめ(富田望生)と出会い、発酵料理や人々との交流を通して、自分らしい生き方を見つけていく物語。本作で濱尾は、まめの幼なじみで喫茶店を営む椎名種を演じる。2026年は3クールで地上波連続ドラマにレギュラー出演するなど活躍が続く彼に、試行錯誤を重ねる芝居への向き合い方について聞いた。(取材・文=堀タツヤ)
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――本作の脚本を読まれた時は、どのように感じましたか。
「今の時代に必要な物語だと感じました。人って自分の話を聞いてほしいという欲があると思うんです。例えば、居酒屋やバーに行ってお店の人と話したりしますよね。このドラマに出てくる居酒屋『大豆堂』も、自分の話を聞いてもらえたり、人と一緒に悩んだりすることができる場所だと思うんです。人とのつながりで温かく幸せになれる、そんな作品だと思いました」
――種は、齋藤飛鳥さん演じる麦から「奇妙な人」「面倒くさい人」と思われるなど、少し独特な人物です。演じる上で意識したことはありますか。
「人間って少なからずみんな奇妙だと思うんです。でも普段は、社会性をまとって生きている。種は社会で生きていくルールを守りながらも、自分の思うままに生きている人です。だから演じる上では、『こうしないといけない』というような意識を外すようにしました」
――種を演じることで、ご自身にも何か影響がありましたか。
「ありました。僕は頭の中が面倒くさいんですよ(笑)。思考が止まらないタイプで、考えたことやその時の感情をよく書き留めていて、自宅にはメモや付せんがたくさんあります。そういう自分は、これまであまり人に見せないようにしてきました。でも種を演じることで、人に見せるとか見せないって、どうでもいいことなのかもしれないと思って。それよりも、人に迷惑をかけなければ、自分の幸せを大事にしていいのかもしれないと思うようになりました」

地上波ドラマへの出演が急増「街で声をかけていただいたりすることが増えた」
――2026年は1月期『ラムネモンキー』(フジテレビ系)、7月期『さよならノワール』(同系)、そして10月期『まめとむぎ』と、地上波連続ドラマへのレギュラー出演が続いています。活躍の場が広がっていますが、ご自身でも環境の変化を感じますか。
「僕はSNSをあまり見ないので、普段は周りの反応を知る機会もあまりないんですけど、出演のオファーをいただいたり、街で声をかけていただいたりすることが増えて、とにかくありがたいなと思っています」
――作品への出演を重ねる中で、お芝居への向き合い方に変化はありますか。
「お芝居へのアプローチは変化してきていますね。『ラムネモンキー』の頃は、役をとにかく作り込んで、考えたことを紙にびっしり書き込んでいたんです。でも、『さよならノワール』では監督とも相談して、そのやり方をやめてみました。それがうまくハマったんですけど、他の現場では、同じようにうまくいかないことがあって。自分としては、このやり方でうまく進んでいるつもりでいたけど、きっと油断していたんだな、と。そういう反省はありました」
――俳優とは、はっきりとした正解のない職業ではありますよね。
「ずっと勉強中というか、『調子に乗れる時はこないんだな』と。1歩1歩進まないといけないなという気持ちです。ただ、自分がひたむきに向き合っていることだけは間違いないと思っています。周りにも信じてくれている人たちがいるので、そういう方たちに恥じないよう、真っすぐにやっていきたいと思います」
――濱尾さんにとって、お芝居は楽しいものですか。
「楽しめているから、続けているんだと思います。楽しくなくて、苦しさだけになったら、続けていても仕方がありません。人生は生きることが本業で、『楽しく生きていくこと』が大切だと思うんです。そういう意味では、僕は根本的にはいつも楽しいですし、芝居のおかげで人生に彩りが生まれています」
□濱尾ノリタカ(はまお・のりたか)1999年11月26日、東京都出身。2021年~22年放送の『仮面ライダーリバイス』にジョージ・狩崎役で出演。25年にはNHK大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』、連続テレビ小説『あんぱん』に出演。26年にはフジテレビ系連続ドラマ『ラムネモンキー』、NHK BS『対決』、NHK総合『ミッドナイトタクシー』、フジテレビ系『さよならノワール』、テレ東系『まめとむぎ』に出演するなど、活躍が続いている。
ヘアメイク:Boyeon Lee
スタイリスト:コダン
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