松たか子、“初朝ドラ”も「本当は出たくなかった」 『ブラッサム』石橋静河への思い「尊敬しちゃいました」

俳優の松たか子が、NHKの連続テレビ小説『ブラッサム』(月~土曜午前8時)で主人公・葉野珠(はの・たま)の秘書・藤川優子を演じる。このほど取材に応じ、初めての連続テレビ小説出演への思いや、主人公を演じる石橋静河への印象を語った。

藤川優子を演じる松たか子【写真:(C)NHK】
藤川優子を演じる松たか子【写真:(C)NHK】

珠の秘書・藤川優子役 「朝の爽やかな画面向きじゃないんだろうな」と自虐も

 俳優の松たか子が、NHKの連続テレビ小説『ブラッサム』(月~土曜午前8時)で主人公・葉野珠(はの・たま)の秘書・藤川優子を演じる。このほど取材に応じ、初めての連続テレビ小説出演への思いや、主人公を演じる石橋静河への印象を語った。

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 本作は、明治、大正、昭和を駆け抜け、自由を求め続けた作家・宇野千代をモデルにした物語。明治30年(1897年)、山口県岩国に生まれた葉野珠(石橋)が、激動の時代の中で作家としての道を切り開いていく姿を描く。

 28日放送の第1回では、加賀まりこ演じる1980年代の珠と優子のシーンで幕を開けた。松は「初めて“朝ドラ”に出演することは、思いもしなかったことで、とてもうれしいです」と率直な思いを語った。

「石橋さんがヒロインを演じるので、邪魔をしたくないという気持ちもあります。彼女を見守る役であり、加賀さんの時代に寄り添う役でもあって、もしかしたら石橋さんが演じる珠さんとドラマの中で出会えるかもしれないという期待もあります。自分なりに石橋さんを応援できたら、という思いです。加賀さんも『邪魔をしない』とおちゃ目におっしゃっていたのですが、本当に邪魔をしたくない気持ちです(笑)」

 2017年度後期の連続テレビ小説『わろてんか』では、主題歌『明日はどこから』を担当していた松。これまで出演がなかったことについては、「朝の爽やかな画面向きじゃないんだろうなって」と冗談交じりに笑い、「こればかりはタイミングと言いますか、巡り合わせだったなという感じもします。だから、無理やり出られるものでもないわけで、それはもうしょうがないと思って今まで生きてきましたので、びっくりしました」と心境を明かした。

 実際に撮影に参加してみると、驚きの連続だったという。

「1年という長い時間をかけて、大勢のスタッフと撮影することはすごいことだと思っていたのですが、ものすごい数のスタッフが関わっていて、ある意味想像以上でした。最初、大阪のNHK放送局で顔合わせがあり、皆さんが集まった時に、非常に多くのスタッフの方がリハーサル室にいらっしゃって、びっくりしました。もちろん皆さんの気合いも感じますし、もうそれだけで石橋さんを尊敬しちゃいました」

 今後も出演シーンがあると明かし、「多く出るというよりは、本当に加賀さんとポイントで出てくるので、視聴者の方に覚えていただけないまま終わるんだろうなぁと。それは分かっているんです」と笑い、「覚えてもらおうとか多くは望まず、私は呼ばれたら大阪に行くって謙虚な気持ちでいます」と自然体で臨んでいるとした。

 石橋とは、映画『ナギダイアリー』(公開中)でも共演している。

「映画の公開と近いタイミングで、この『ブラッサム』が始まるので、本当に邪魔したくないと言いますか……彼女が損することはしたくないと思って、本当は出たくなかったんですけど、これはやっぱり巡り合わせなんだなと思い、今回やらせていただいています。私には想像もできない、いろんな波を彼女は抱えながら進んでいると思いますし、まだまだこれからも役柄として大変な人生が待っているわけです。私には彼女と会った時に、目を見ることくらいしかできないんですけど、もしこのドラマの中で石橋さん演じる珠さんと出会うことがあったら、強く、たくましく、美しくなった彼女と向き合えるんだと思うと、すごく楽しみでいっぱいですね」

 そんな石橋の魅力について聞いてみた。

「私が語るよりも皆さんが見て、皆さんの評価で彼女の魅力がどんどん花開いていくんだと思います。個人的な印象では、しっかりしているし、自分の言葉を一生懸命に探して話せる人です。緊張もするけど、本当は弾けたい人と言いますか、キャッキャしてるのが好きな印象です(笑)。だから、この『ブラッサム』で言えば、タイトル映像のように、どこまでも自然体な人だと思っています。そういうのびのびとしたところが魅力なのかなと思います」

 さらに松は、「いろいろとチャレンジングな朝ドラに出演させていただけることもすごくうれしい」と、本作への期待を明かした。

「宇野千代さんがモデルですから、史実に沿うだけではないオリジナルのストーリーやエピソードも出てくると思うのですが、何回結婚したとか、いろんな魅力的な男性と出会ったとか、そういう女性像を連続テレビ小説で描くことは、なかなかチャレンジだと思います。加賀さんもおっしゃっていましたけど、綺麗事にしないで、いろんな生き方を描いてくれるといいなと思いますし、楽しみにしているところです」

 続けて、今後の見どころにも触れた。

「とにかく珠さんが魅力的な主人公です。さまざまな困難やピンチに立ち向かって、いろいろなことをして、それでも魅力的であることが、このドラマを支えるんだろうなと思います。それに、小さい頃の珠ちゃんは健気さにすごくあふれていて、反抗するわけでもなく、相手をスッと見つめることで乗り越えていく強さが幼少期から伝わりました。その強さが大人の珠さんになってもずっと続いていくのかなって思うと、今後の展開が楽しみです」

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