三吉彩花、黒木瞳監督は「お母さんのようなお姉さんのような」 演技レッスンに感謝
女優の三吉彩花が7日、都内で行われた映画「十二単衣を着た悪魔」の舞台あいさつに出席。黒木瞳監督も登壇した。
「十二単衣を着た悪魔」舞台あいさつ
女優の三吉彩花が7日、都内で行われた映画「十二単衣を着た悪魔」の舞台あいさつに出席。黒木瞳監督も登壇した。
撮影に入る前に黒木監督から演技レッスンを受けていたという三吉は「指導を受けていなかったらどう演じていたか分からない」と撮影を振り返り、「せりふの滑らかさや強さ、発声とかを基礎から親身に教えていただいた。ありがとうございます」と頭を下げた。
現場での黒木監督について聞かれると、三吉は「お世辞ではなく、素晴らしい監督。柔らかくて温かい方」とにっこり。「ピシッとしないといけないと背筋を伸ばしていったけど、カジュアルに迎え入れてくださった」と黒木監督との初対面での印象を明かし、「ご飯も連れていっていただいて。お母さんのような、お姉さんのような感覚でずっと一緒にいさせていただきました」と監督でもあり先輩女優でもある黒木の気遣いに感謝していた。
多くの名作を生み出してきた脚本家・小説家の内館牧子が「源氏物語」を題材に、妥協や忖度を一切しない強い女性・弘徽殿女御や周りの人々との出会いによって、自分の存在価値を見つめ直し、少しずつ成長していく青年の姿を描いた長編小説「十二単衣を着た悪魔 源氏物語異聞」を「十二単衣を着た悪魔」として実写映画化。女優であり、「嫌な女」(2016年)で監督デビューを果たした黒木瞳が本作のメガホンをとり、6日から新宿ピカデリーほか全国で公開されている。
舞台あいさつには村井良大と笹野高史も出席した。また、10月29日に道交法違反(ひき逃げ)などの疑いで逮捕され、その後釈放された主演の伊藤健太郎は舞台あいさつを欠席した。伊藤は、源氏物語の世界にトリップしてしまうフリーター・雷を演じている。