トランプ再選ならセレブたちが米国脱出? 次々明言「オレは英国に行く」「去り難いが…」

米大統領選は再選を目指す共和党のドナルド・トランプ大統領と民主党のジョー・バイデン氏が激突。大接戦と報じられる中、地元メディアでは「トランプ再選ならアメリカを去る」と主張したセレブたちに注目している。

ドナルド・トランプ大統領【写真:AP】
ドナルド・トランプ大統領【写真:AP】

米紙が「この国を去ることを検討する全てのセレブたち」を特集

 米大統領選は再選を目指す共和党のドナルド・トランプ大統領と民主党のジョー・バイデン氏が激突。大接戦と報じられる中、地元メディアでは「トランプ再選ならアメリカを去る」と主張したセレブたちに注目している。

「もしも、トランプが再選したら、この国を去ることを検討する全てのセレブたち」と特集したのは米地元紙「ニューヨーク・ポスト」だった。

 記事では「もしも、トランプ大統領がジョー・バイデン元副大統領を倒したら、この国から脱出すると主張するセレブたちがまた登場している。同じように脱出をセレブたちが誓った4年後に」と報じている。

 2016年の米大統領選で、トランプ当選時にアメリカを去ると公言したセレブの存在を指摘。アーティストのマイリー・サイラスや俳優のサムエル・L・ジャクソン、ウーピー・ゴールドバーグ、ラッパーのスヌープ・ドッグが当時、移住宣言をしていた経緯を振り返っている。

 今回も大物がトランプ再選時の米国離脱を宣言しているという。最初に登場したのは大物ロックスターのブルース・スプリングスティーンだった。

「もしも、トランプが再選したら。そんなことは起こらないだろう。彼は落選すると予想しているが、次のフライトで君たちに会うだろう」

 オーストラリアメディアに対して、スターはこう語ったと報じ、オーストラリアへの引越しの意向を示したという。

 2人目はハードロックバンド「モトリー・クルー」のドラマーのトミー・リー。かつて雑誌でトランプ再選時には欧州への引越しを明言していたという。

「みんな、オレは神に誓うぜ。そんなこと(トランプ再選)が起こったら、オレは英国に行く。ここから出ていく。俺の母国に向かう。ギリシャに戻る。島の家でも買うよ」と断言し、最終的にエーゲ海に引っ越す意向を示していたという。

 3人目は大ヒット曲「リヴィン・ラ・ヴィダ・ロカ」で有名なリッキー・マーティン。米バイデン候補の支持を明言していたが、トランプ政権で米国からの脱出も検討したという。

 米エンタメ誌で「我々はこの国を去ろうかという計画もあったが、ノーだ。ここに留まって、自分たちの権利と思想のために戦う。永遠にバイデンを支持してきた。彼こそが唯一の選択肢だ」と語っていたという。

 4人目はグラミー賞歌手のジョン・レジェンドとクリッシー・テイゲン夫妻。英国の雑誌で「我々はこの国で生まれ、育ってきた。家族もここにいる。去り難いが、我々の指導者が民主主義の破壊を試みているときに、人々が何をすべきなのかわからない。真の民主主義が存在するどこかに移住することも考えなければいけない。法律と人権をリスペクトするどこかへ」とレジェンドは語っていたという。

 2016年の大統領選でトランプ勝利時に、米国を去った有言実行のセレブは実際にいなかったと記事では指摘。トランプ当選時に、セレブたちがどんな選択を下すのか。米メディアも注目している。

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